岡山と広島の県境に路線網を築いた軽便・井笠鉄道が開業時に用意した50人乗り木造ボギー客車。1913(大正2)年日本車輌製で、6輌の同形車が揃えられた。オープンデッキ、ダブルルーフ、そしてアーチバー台車と典型的な軽便客車で、1971(昭和46)年の廃止時まで現役を貫いた。現在でも笠岡市の井笠鉄道記念館に静態保存されている。’70.4.26 笠岡 P:笹本健次