上越線を走る午前中の臨時列車を順光で撮影する2012.10.12上田雅人 (東京都)【ガイド】上越線の高崎~水上間では、蒸気機関車や電気機関車、時にはディーゼル機関車牽引で12系や旧客を使用した臨時列車が頻繁に運転されているが、東側に引きを取れる場所が少ないため、午前中に運転される往路の撮影地の選択に悩むことが多い。その中でも、この棚下鉄橋を望む撮影地は、線路の東側からの撮影になるため、光線条件の難しい往路の水上へ向かう列車を側面順光で撮影することのできる貴重な場所である。県道255号から、棚下不動尊へと向かう道の途中からの撮影となるため、大人数でも問題なく撮影することができる。光線は午前順光であるが、背後がすぐ斜面になっているため、早朝は山影になってしまう。上下線ともに思い思いの構図で撮影が可能。多くの撮影地が混雑する蒸機列車の重連運転の際などに、ぜひ訪れてみたい場所である。【レンズ】40mm【アクセス】上越線津久田駅から県道255号を北へ約2.5km。棚下不動尊の入り口より分岐する道を登ると、すぐに視界が開ける。駅から徒歩30分程度。関越自動車道赤城ICから約15分。【国土地理院1/25,000地形図】後閑【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。