福岡貨物ターミナルを出発した上り貨物列車をサイド光で2010.9.18中司朔良(兵庫県)【ガイド】千早操車場と福岡貨物ターミナルを結ぶ「博多臨港線」は、単線の貨物専用線。多々良川に架かる橋梁は、国道3号の「名島橋」と並行しており、先に国道橋の南詰から午後の下り列車を狙うアングルを紹介させて頂いたが、ここはその反対側、橋の北詰から上り列車を狙うアングル。上り列車が北北東を向く区間なので、通年順光にはならないが、夕方近くになると列車サイドに陽が廻る。作例は、福岡(タ)を17時16分に発車する4097列車(千早操車場で折返して鳥栖に向かう列車のため、列車番号は奇数)。春秋分の前後には、側面ギラリが狙える。この約15分前に発車する5058列車(EF81牽引)の光線もほぼ同様の状態で、千早で交換する5091列車(EF81牽引)を挟んで、この時間帯は上下列車交互に撮影できる。冬場なら、福岡(タ)15時19分発の7090列車(ED76牽引)が、斜め前方からのサイド光が得られる。名島橋の南北は徒歩約2分で移動できるので、余裕をもって上下列車を掛け持ち可能な撮影地である。(時刻・列車番号・牽引機は、2010年9月現在のもの。)【レンズ】35mm【アクセス】西鉄貝塚線及び地下鉄箱崎線貝塚駅から、「名島橋」南詰まで徒歩約15分。国道3号の「名島橋」を目指せば判りやすいが、駐車場所に困るので、公共交通機関利用が無難。【国土地理院1/25,000地形図】福岡【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。