引退迫る関東大手私鉄最後の吊掛け電車を撮る
2005.5.5
佐藤邦夫(茨城県ひたちなか市)
【ガイド】以前は全国各地で日常的に耳にすることのできた吊掛けモーターの響きも、関東の大手私鉄では東武鉄道の5050系が最後の存在となってしまった。その5050系も今春のダイヤ改正すでに全廃へ向けてのカウントダウンが始まっている。
東武宇都宮線も沿線の宅地化が進み、開けた場所が年々少なくなってきているが、この区間は田園風景が広がり、長閑な風景を行く5050系が撮れる。駅からも近く訪問しやすいと思う。
更新車ゆえに写真として記録するにはいまひとつ食指の動かなかった存在かもしれないが、稲穂と5050系の組み合わせも今年で見納めになる可能性が高いので、ぜひ記録しておきたい。
光線状態により角度を変えながら一日中撮影可能。レンズも特に制限は無い。架線柱の処理によって選択すればよい。
【レンズ】50mm
【アクセス】東武宇都宮線安塚駅下車。西川田方面へ向い、最初の踏み切りのあたり。徒歩5分ほど。車では、北関東自動車道壬生ICから約15分。
【国土地理院1/25,000地形図】壬生
【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。