「小鳥谷の大築堤」を駆け下る列車を俯瞰する
2006.1.7
大森喬志(神奈川県)
【ガイド】十三本木峠はD51三重連やハドソンC60、C61の活躍で名高い難所。電化後もED75の重連に牽引された貨物列車が行き交っていた。小繋─小鳥谷は奥中山高原を頂点とする峠の北側に位置する。周囲は鬱蒼と木の茂る山々に囲まれ、あまり足場がないがこの「小鳥谷の大築堤」だけは別で、さまざまなアングルを提供してくれる。近年、EH500の進出が著しくめっきり影の薄くなったED75。このポイントはその最後の活躍を捉えるハイライトと言えよう。ED75の通過時刻は93レが11時ごろ。
【レンズ】135㎜相当
【アクセス】小鳥谷から国道4号線を線路に沿って南下、大築堤のたもとの「道地」という集落で線路側に脇道に折れる。線路をくぐった先を左のT字路を左に曲がり、すぐ右へクランク状に折れるその道が撮影ポイントに至る林道だ。
【国土地理院1/25,000地形図】 仁昌寺
【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。