海岸線を行くプッシュプルの運炭列車を
2007.6.19
高橋 明(兵庫県)
【ガイド】この専用線では全国ただ一つの運炭列車が今もなお現役で走っている。プッシュプルで運行される運炭列車を、弁天ヶ浜にできた海浜公園から狙う。線路は丘陵地帯の海岸線を通っており、海側からのアングルには事欠かない。海釣り公園にはトイレも備えられている。手すりも設置されてあり安全で、収容人数の心配もなさそう。後方の紫雲台からは太平洋に浮かぶ大型船を入れた雄大な写真も撮れる。終日順光。9時台からお昼を挟んで1時間おきに6往復のダイヤが設定されているが、その日の採炭量によって列車本数が変わって来る。またダイヤ通りにやって来るとは限らず早発や遅発は常なので注意が必要。荷降ろし駅の知人では15分のインターバルがあるはずだが、こちらも石炭を下ろすと2つに分かれた列車はすぐに連結され、サッサと帰って来るので時間に余裕を持って撮影に臨みたい。
【レンズ】180㎜
【アクセス】JR釧路駅より くしろバス市立病院線、市立病院前下車。そこから市立博物館に向かい、春採湖周遊道を南西方向に約2㎞で千代の浦と言う漁港に着く。その漁港の西側一帯が公園に整備されている。JR釧路駅前のメイン道路を幣舞橋方面に直進、橋を渡ってすぐのロータリーの先、「弥生1」のT字交差点で海岸に出て左折、メインの道路はすぐに右に折れ専用線の踏切を渡るので、道なりに進み踏切り渡ってすぐの道ならどこでも右折すれば港の公園に着く。JR釧路駅から距離はさほどでもないが釧路市内は信号も交通量も多いので所要時間30分はみておいたほうがよい。
【国土地理院1/25,000地形図】釧路
【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。