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【阪神電車】新世代の「赤胴車」3000系がアンベール!注目の「らくやんシート」はどう?

2026.11.05NEW

text & photo:RM
取材日:’26.11.5 場所:尼崎車庫
取材協力:阪神電気鉄道

 阪神電気鉄道では、同社では初となる有料座席指定列車用の新型車両、3000系を報道公開しました。6両編成のうちの1両(大阪方から3両目のT車)がL/Cシートと肘掛け付きのロングシートを備えた「らくやんシート」車両で、座席数は38席。立ち席乗車は考慮しておらず、らくやんシート時での定員はそのまま38名(オールロングシートとした場合は立ち席含めて124名)と、ちょっと贅沢気分が味わえることでしょう。

▲大阪方から見た編成。6両編成で、こちら側の先頭車は貫通路付となっていて幌座・渡り板があります。

▲注目の3901形「らくやんシート車」。左端ドアの赤丸は、フリースペースがある場所も示しています。

▲「らくやんシート」のクロスシート展開状態。各席にコンセントとドリンクホルダーを備えます。

▲クロスシート状態ではリクライニングも可能。

▲「らくやんシート」車に1ヶ所設置されているフリースペース。

▲「らくやんシート」の車端部。車端部シートはロング固定式で4人掛け(フリースペース隣は2人掛け)。

 車体はステンレス製で、車両コンセプトは 「“かける”」。
●“掛ける” たいせつがギュッと。(=様々な利用者に寄り添ったアイデアの掛合せ)
●“駆ける” 急行用車両としての疾走感
●“翔ける” 将来に向かってのさらなる飛躍
●“架ける” 人と人、人と社会の架け橋
 これら4つの“かける”をデザイン・設計に反映することにより、開業時から沿線の方々に身近な存在として寄り添うことで培ってきた徹底的な顧客志向(阪神らしさ)を実現することを目指しています。

 エクステリアカラーは 「Re Vermilion(リ・バーミリオン)」と名付けた濃いめの朱色を大胆にあしらっています。 沿線で長年愛されてきた「赤胴車」のバーミリオンの持つイメージを受け継ぎながら、明るい未来を“かける”車両にふさわしいカラーとして採用されました。また、この「Re Vermilion」は既存の急行用車両(8000系を除く)にも波及し、「阪神電車の急行用車両はバーミリオン」というカラーイメージの定着を図るとしています。

 ここで、「らくやんシート」車以外の一般車両も見てみましょう。オールロングシートで、大型かつガラス製の袖仕切り、幅広のやはりガラス製貫通路などによって非常に開放感あふれるものとなっています。

▲開放感にあふれた一般車の車内。右手前に見える座席のない部分が「いこいこーな」。吊り手の輪も「Re Vermilion」カラー。

▲客扉向かって左手に「いこいこーな」。扉上には32インチハーフサイズカラー液晶ディスプレイ、「いこいこーな」頭上には広告表示用として18.5インチTFTカラー液晶ディスプレイが設置されています。

 特徴的なのは、各車に1ヶ所ずつ「いこいこーな」と呼ばれる一種のフリースペースが用意されていること。誰でも利用できるマルチスペースで、軽く寄りかかれる腰当てを配置して立ち続ける際の疲労を軽減し、ベビーカーやスーツケースなどの大きな荷物を携帯する人も利用しやすい車内空間となっています。

 3000系の営業開始は2027年春から。「らくやんシート」の営業も同時にスタートで、提供区間は 大阪梅田駅~山陽姫路駅間(阪神本線・神戸高速線・山陽電気鉄道本線)、提供種別は大阪梅田駅~山陽姫路駅間を運行する一部の直通特急・特急。指定券料金は区間運賃に加えて、一乗車あたり300円(税込)と発表されています。

▲先頭車は運転台背後に「いこいこーな」を設置。仕切り扉・貫通扉が上下に大きく、お子様でも前面展望が楽しめそうです。

▲両手ワンハンドルタイプのマスコンを持つ運転台。

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