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乗ってよし!撮ってよし!かつて運転されたディーゼル機関車重連の「DLやまぐち号」の記録を振り返る

2026.09.29NEW

取材日:‘21.8.7~8.8
text & photo:福島 鷺栖

 今年10月のC57 1号機復活に向けて、今「SLやまぐち号」が盛り上がりを見せています。「SLやまぐち号」はご存知の通り、新山口~津和野で運行される観光列車で、D51やC57といった蒸気機関車の名機が牽引を担当することから、その姿を一目見ようと各地からレイルファンが訪れる人気の列車です。2017年には旧型客車の雰囲気を忠実に再現したレトロな新造客車が導入され、乗車派のレイルファンや観光客からも人気の列車となっています。

展望車はマイテ49などをイメージした造りとなっている。

山口線 津和野

 そんな人気の「SLやまぐち号」ですが、蒸気機関車の不調が続いた時期がありました。その際の代役の牽引機として登板したのがディーゼル機関車でした。本来のSLではありませんが、多くのレイルファンたちから、かつての地方幹線の客車列車を彷彿とさせる組み合わせとして話題となりました。その中でも、DE10の重連牽引は期間限定かつ重連での牽引ということもあり、運行時は多くのファンが訪れました。今回はそんな、DE10牽引の「DLやまぐち号」の夏の思い出を振り返っていこうと思います。

■DE10が重連で牽引する「DLやまぐち号」

 SL不調の際に運行される「DLやまぐち号」は、主に下関総合車両所所属のDD51 1043号機が登板しますが、2021年と2023年には期間限定で同所所属のDE10の重連での牽引が見られました。今回は2021年に運行されたDE10牽引の「DLやまぐち号」を振り返ります。なお、この日はDE10 1514号機と1076号機が登板しました。

山口駅に入線する「DLやまぐち号」

山口線 山口

 この日、乗車したのは往路の山口~津和野。DE10はボンネットの長い1エンド側を先頭としているためデッキからは2エンド側の短いボンネットを見ることができました。

機関車ファンにはたまらないこのアングル。

仁保駅では10分弱の停車時間があるため跨線橋から写真を撮る人も多い。

山口線 仁保

地福駅では古い駅名標と一緒に撮影。

山口線 地福

■津和野駅での入換を観察!

 向きが決まっている蒸気機関車の場合、津和野駅到着後は転車台を用いて進行方向を変更しますが、ディーゼル機関車の場合はその必要がないため入換作業のみを行います。ここからはSL運行時とは異なる、転車台作業が省略された入換の様子を観察していきましょう。

到着したホームからまずは益田側の構内へ引き上げる。

駅舎側の留置線に客車を押し込んでいく。

客車と機関車を切り離す。

機関車は再び益田側に引き上げていく

客車が留置された留置線からホームを挟んで反対側にて機関車は小休止を行う。

山口線 津和野(5枚とも)

■今後の「SLやまぐち号」に期待!

 「SLやまぐち号」の客車といえば、DEC743牽引の試運転が行われたことが記憶に新しいでしょう。この車両は新型の電気式気動車で、それまでディーゼル機関車が担当していたバラストの散布列車や回送列車の牽引などを新しく担う車両として登場しました。新型車両ながら、朱色とグレーの間に白帯が入るカラーリングは、かつてのDF50を彷彿とさせるデザインで話題となりました。
 蒸気機関車だけではなく、現役のディーゼル機関車も数を減らしつつある現状、SLの検査時や不調時のピンチヒッターとして、このニューフェイスながらどこか懐かしさを関しるDEC743と客車の組み合わせが見られるのか、今後の動向にも引き続き注目が集まります。

 今年の秋も「SLやまぐち号」に注目していきたいですね。

この年、8月7日の復路は大雨のため運転打ち切りとなってしまった。

山口線 津和野~船平山

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