取材日:‘26.6.16
text & photo:福島 鷺栖
以前の連載記事で、今なおタキやワム80000が側線に残る貨物駅としてご紹介した安治川口駅。大阪の臨海部に位置しており、近隣には新大阪郵便局や大規模な物流センターも隣接し、大阪臨海部の物流拠点として大きな役割を担っているため、複数のブロックトレイン(荷主一社が列車貸切で運行する列車)の発着地ともなっています。
その中でも特に有名なものとして佐川急便のブロックトレインである「スーパーレールカーゴ」が挙げられます。今回はそんな「スーパーレールカーゴ」の到着時の様子を主に見ていきたいと思います。
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■朝5時26分着、51レ。
まだ、夜も明けていない5時半前、貨物駅の構内に列車の接近を知らせる構内メロディが鳴り響きます。5時26分、下り51レ「スーパーレールカーゴ」の入線です。東京貨物ターミナルから東海道本線を夜通し走ってきた、まさに飛脚のような列車がやってきました。列車は4番線に入線してきます。

東京貨物ターミナルからの長旅の終着点。(以下敷地外より撮影)
到着番線にはすでに佐川急便のトレーラーが待機しており、到着後すぐに荷役が始まります。荷役作業はものの30分余りで完了しました。

佐川急便のトレーラーがコンテナ―ホームに待機している。

トレーラーに積みかえたコンテナは駅の西端の出入り口から搬出される。
■続けてやってくるPP貨物!
「スーパーレールカーゴ」の荷役が終わった後、再び駅構内に接近メロディが流れます。6時14分、3061レが続けて到着します。こちらは両数も多いため、梅田貨物線の急勾配対応のため最後尾に補機としてEF210 300番代が連結されていました。3061レはホームの北側の2番線に入線しました。

うめきた地下ホームの前後の急勾配対応として最後尾にEF210-301が連結されていた。
■列車たちが休みにつく
早朝に立て続けに到着した「スーパーレールカーゴ」と3061レの牽引機は一旦ここから入換を行います。着時刻から1時間ほどたってから、まずは3061レの牽引機から入換を行います。後補機仕業のEF210-301が先に入換を行い、荷役ホームの東側に設けれらた機関車待機線へと入っていきます。その後、本務機であるEF210-371が入換を行い、301号機と同じく機関車待機線へ。

コンテナホーム横に設けられた駐機線へと入っていく
その後、先に到着した「スーパーレールカーゴ」が入換を行います。総勢16両を従えて前後の動力ユニットがブロア音を響かせながら動き出します。この時、普段はコンテナを積んでいるため見ることが出来ない、編成の両端の動力ユニットの妻面も観察することができるのでモデラーは特に必見でしょう。

荷役線から隣の線に転戦するだけですが、その迫力は満点だ。
早朝、「スーパーレールカーゴ」の本線での撮影が注目されがちですが、荷役シーンや機関車の入換シーンなどどれも迫力のあるものとなっております。スーパーレールカーゴは日曜運休となっていますので、平日の他土曜日であれば撮影が可能です。「早起きは三文の徳」とも言いますが、5時26分の安治川口駅に行って貨物列車たちを観察する朝というのもまた良いものかもしれません。


