185系

特集・コラム

プラレールリアルクラスの100系に似合う舞台を! 即席新幹線トンネルジオラマを作ろう

2026.02.13NEW

text & photo:上石知足(鉄道ホビダス)

 「プラレールリアルクラス」シリーズ初の新幹線として登場し話題となった100系「グランドひかり」。玩具でありながら程よいデフォルメ感で実車のイメージも損なわない製品であるが故、その背景には拘りたいところです。そこで今回は山陽新幹線をイメージさせるようなトンネルの即席ジオラマを作ってみました。意外と既製品やスチレンボードを使うことでお手軽に作ることができました。

【写真】リアルクラスにもリアルな背景を!トンネルジオラマの詳細写真をもっと見る

■「山陽新幹線風のトンネル」っぽい情景を作る

 100系「グランドひかり」はJR西日本所属の車両で、東海道新幹線へ直通こそするものの、ホームグラウンドとするならやはり山陽新幹線でしょう。そんな山陽新幹線はご存じの通りトンネルがかなり多いことでも有名です。せっかく「グランドひかり」としての100系が製品化されたとあれば、この山陽新幹線らしい情景を再現したくなります。ということで今回は新幹線のトンネル風ジオラマを作ってみました。もちろん走行も可能な作りにしてありますが、基本的には撮影用のセットのようなものと思っていただければと思います。

 左右を擁壁とすることで、背景の「バレ」をしにくくする効果があるほか、テーブル等に置くだけで即席ジオラマとして機能するという、お手軽一石二鳥な構造としています。またこれだけではコンクリートの構造物ばかりで絵的に面白くないので、トンネルの上にフォーリッジを盛って小高い丘を突っ切るような雰囲気にすることで緑がプラスされ、情景としてよりバランスの取れた印象になる効果を狙っています。レールはプラレール製品そのままの高架レールを使用していますが、プライマー塗布後GSIクレオスのMr.フィニッシングサーフェイサー 1500 グレーを吹くことで玩具っぽさを軽減し、さらにそこからスミ入れ→ツヤ消しクリアを吹いてより引き締まった印象にしています。

■トンネル本体は津川洋行製16番用トンネルライナーがシンデレラフィット!

 トンネル本体は実は16番用津川洋行製「HA-20複線用トンネルライナー」をそのまま使用しています。特に特別な加工なしに高さがある「リアルクラス」でも問題なく通過できる優れもので、線路も高架レールを2本並べるとちょうどよく収まるという、なんともシンデレラフィットな製品になっています。今後玩具系のジオラマでトンネルを題材にするときはこの製品は絶対欠かせないものとなりそうです。

 またトンネルポータルを貼り付けることも検討しましたが、実際新幹線のトンネルはコンクリートの素地がそのままなことも多いため、軽くグレーサフとツヤ消しを吹くだけにとどめて、あえて荒々しい材質感をそのまま活かしてみました。

■撮影用と割り切って意外とハリボテ

トンネルから飛び出してきた100系。トンネルはどちらかというと短く、中が少し明るくなりがちなため、もう少し長くするか、何らかの対策をするかしてトンネル内部を暗くしたいところ。

 擁壁はダイソーで販売されている「貼れるボード」が手許に余っていたので、それっぽいコンクリート擁壁の絵をパソコンで描き、それをコンビニプリントでA4サイズに出力、それをボードに貼り付けて切り出して作ったものです。併せてちゃんと自立するように裏面には脚も取り付けています。ただ、あえて擁壁は固定をしないことで寄りでの撮影を可能にしています。ここはあくまで「セット」ということで、ハリボテにしておいています。

◆tips
ライトを点けたまま車両を停止させるには?

100系はライト付ではあるが、製品の特性上どうしてもスイッチオンで走らせないとライトが点灯しない。そこで車両裏側に練り消しを貼ることで車両を停止状態のまま空転させてライトを点けている。取り除いても跡にならない。

 先頭車が動力車で走らせなければライトが光らない仕様上、どうやってライトを点灯させたまま停止状態で撮影するかは真っ先に悩むポイントでしょう。ここでは車両裏面に黒く塗った「練り消し」を使用し、車輪を浮かせて空転させることで点灯させてみました。これであれば自在に固定できる上、跡も残らないのでおすすめです。

※おことわり
掲載の作品は工作品です。ベースとなる各玩具メーカーは製品の改造工作を推奨しておりません。また、作品は販売されておりませんので、メーカー・鉄道会社などへの問い合わせ等は絶対にしないでください。工作の際はケガなど身体的損傷を伴う危険性がありますので、全て自己責任にて行なうようお願いします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加