text:鉄道ホビダス編集部
高度経済成長期、年々増加する輸送需要に対応するため昼行・夜行兼用で使える車両として1967年に登場した581系。その後3電源(直流1500V/交流20000V 60Hz/50Hz)に対応した583系が1968年に登場。国鉄時代の特急列車を支えました。
画期的な車両ではありましたが、昼行用のボックスシートは簡易リクライニングシートが登場し始めた1970年代頃には見劣りし、寝台使用時は空間が狭く窮屈という欠点も露呈することに。加えて新幹線網が拡大したことで運用がほとんど夜行メインにシフトすることとなり、「昼夜関係なく運行できる」という利点を活かせなくなっていきます。
それでもJR化以降も「寝台運用ができる交直流車」という利点を活かしてしぶとく残り続け、定期運用は2012年まであった急行「きたぐに」まで、車両自体も2017年まで運用されました。
そんな583系は寝台にできる電車ということで長距離の臨時列車でも多数活躍。中でも青森から京都へ向かう団体臨時列車(通称:天理臨)は、関西に乗り入れる583を見られることや、最晩年まで運行されたこともあり、レイル・ファンから常に注目された列車でもありました。

検査明けのきれいな姿で東北本線を駆け抜けた583系。2016年1月に運転された青森〜京都間の団臨運用の時のもの。
‘16.1.24 東北本線 古舘―紫波中央 P:松田信彦
(鉄道投稿情報局より)
(鉄道投稿情報局より)

静岡県西部で日没を迎えた復路の「天理臨」。こちらは京都発青森行きのもの。
‘16.1.28 東海道本線 掛川―菊川 P:大谷真弘
(鉄道投稿情報局より)
(鉄道投稿情報局より)

朝日を受け、雪の峰を背に北へと駆け抜ける583系。この数ヶ月後のラストランをもって583系は引退。本線上から姿を消すこととなった。

‘17.1.28 東北本線 白河―久田野 P:前田明彦
(鉄道投稿情報局より)
(鉄道投稿情報局より)

京都タワーと583系。これが最後のコラボレーションとなった。
‘17.1.27 東海道本線 京都―山科 P:藤井浩貴
(鉄道投稿情報局より)
(鉄道投稿情報局より)
気がつけばこれらの臨時列車の運転から10年近くが経とうとしており、JR各社を股にかけ、全国的に運用できる車両というのも国鉄型の引退によりなかなか見られなくなってきました。
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