text :RM photo:松沼 猛
取材日:’25.11.16 取材協力(出発式):大井川鐵道
本年7月に、JR西日本から譲渡された大井川鐵道の12系客車。その後各種整備や試運転が行われてきましたが、ついに11月16日(日)より営業運転が開始されました。

上りEL急行「かわね路54号」では「さくら」のヘッドマークを掲出。
‘25.11.16 大井川鐵道大井川本線 大和田〜福用
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当日は新金谷駅発15:11、家山行き・EL急行「かわね路53号」として出発。編成は、機関車がブルートレイン塗装のE31 4(車体標記はED31 4)、12系客車は4両ですが、電源装置を持つスハフ12は1両のみでしかも編成端ではなく中間に連結された珍しい組成でした。しかしE31 4とよく似合う、実際のブルートレインと同様の青色に白帯という塗装は実に見ごたえのあるもので、機関車先頭に掲げられた特急ヘッドマークとも相まって往年の国鉄・JRの優等列車をほうふつとさせるものがありました。

出発式の様子。下り列車では「富士」のヘッドマークが掲出されました。
‘25.11.16 大井川鐵道大井川本線 新金谷
今後この12系客車は、急行「南アルプス号」「かわね路号」、機関車トーマス号に、従来の旧型客車と適宜使い分けの上で運用されるとのこと。また、冷房付き・ボックスシートの設備を生かした食堂車として活用する案もあり、楽しみな展開となりそうです。
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