線路沿いや駅には、よく観察するといろいろな標識があるんだ。列車が安全に走れるように、ルールやその時の状況を正しく伝える役目があって、どれにも大切な意味があるんだよ。みんなの家の近くでも見つけられるんじゃないかな?
なぜ標識は必要なの? 鉄道のいろいろな標識&踏切
みんなが道路を歩くときには、安全のために信号や標識を見るよね。鉄道にもいろいろな標識があって、運転士さんや駅員さんはその指示を守って列車を走らせているんだ。
■入換標識
駅や車両基地など車両の入れ換えを行うときに、進む方向を指示してくれるよ。
■車止標識
線路のいちばん端に置いて、「ここより先には行けません」と示しているよ。
■速度標識
「この区間は●●キロまで速度を上げられますよ」と指示する標識。
■勾配標識
線路にどのくらい角度がついているかを示しているよ。数字が多いほど急坂。
■車両接触限界標識
この標識を超えると、ほかの車両と接触する可能性があるんだ。
■列車停止位置目標
駅などで列車を停車させるための目印になるよ。
知っているかな? 信号機の意味
道路と同じように、鉄道でも信号はたいせつな設備。でも、色によってどんな意味があるかは少し違うようだよ。
実はこんなに! 踏切の種類
形やサイズがいろいろある踏切だけど、 きちんとしたルールで4種類に分けられているよ。お家の近くの踏切を見に行って、通る列車の 本数や渡る人がどのくらいいるのかなどを観察してみよう。
■第1種踏切
自動遮断機がついているか、踏切保安係がいる。
■第2種踏切
決まった時間にだけ踏切保安係が遮断機を操作する。日本にはもう存在していないよ。
■第3種踏切
踏切警報機と警標だけがついている。
■第4種踏切
踏切警標だけで列車が来ることを知らせる装置はない。