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【写真掲載】高校生による祭典!「鉄道模型コンテスト2024」渾身の力作が勢揃い!

2024.08.03

 8月にも入り、いよいよ本格的な夏がやって来しました。そんな暑い季節の到来を告げるかのように、全国から鉄道模型に親しむ若者が集まり、作品の仕上がりで火花を散らす鉄道模型コンテストが今年も開催されました。ここではRM MODELS編集部スタッフが独断と偏見で選んだ作品を速報的にご覧に入れましょう。

【写真】高校生たちによる渾身の作品をもっと見る!

■モジュール部門

▲須磨学園 高等学校・中学校。山陽本線中庄~倉敷間にある伯備線との立体交差の分岐個所を再現したモジュール。JR幹線ならではの各地にみられた立体分岐個所が魅力的。

▲明法中学・高等学校。初出場という同校は、学校からほど近い高架化工事中の西武線東村山駅を再現。工事柵や仮設足場、高架橋梁などプラ材のほか竹ひご、木材などを駆使し、出来るだけ手作りの加工にこだわった作品。

▲慶應義塾志木高等学校。京急の横浜~戸部間の根岸線との立体交差を再現したもの。建物は骨組みを3Dプリントで出力し、プラ板を貼って建物を仕上げたものなのだとか。立体交差部分のトラス橋脚や実物に合わせ微妙にアップダウンのある地面なども3Dプリントで出力したパーツを使いリアリティを得ている。

■HO車両部門

▲ここからはHO車両部門。桐蔭学園中学・高等学校では「SLばんえつ物語号」現行列車仕様の12系客車とC57蒸気機関車を製作。足廻りは製品ものを使っているが車体は機関車も含め全てペーパーで製作したもの。

▲東京電機大学中学校・高等学校。ペーパー自作の165系上沼垂K1編成。車体のプロポーションも申し分ないが、165系が走った場所は、自然環境の厳しい線区が多く、末期特有の車両のくたびれた雰囲気も良く捉えている。

■一畳レイアウト部門

▲城北高等学校。同校の一畳レイアウトでは箱根登山鉄道の風景を再現。箱根湯本駅。塔ノ沢駅、大平台駅などが再現されている。

▲岩倉高等学校。毎年、ある駅や路線などテーマを絞って、それらの情景を一畳のスペースに組み込む、レールファンの好奇心をくすぐる熱量のあるレイアウトをお送り出す岩倉高校。今年は三陸鉄道をテーマに3か所の要素を再現したレイアウトを発表。例年のようにコレでもかというほど、情景要素を盛りだくさんのレイアウトに比べ、やや大人しい雰囲気もあるが、ゆったりとし、自然な感覚で情景の変化が楽しめるレイアウトとして好感の持てる仕上がりを得ている。

 今年も高校生たちによる精密な力作が勢揃いしています。なお、鉄道模型コンテスト公式ホームページから、それぞれ良いと思った作品への投票も受付中です。こちらも見逃せません。会場は新宿住友ビル 三角広場、会期は2024年8月2日(金)から4日(日)まで開催中です。詳しい内容については下記のリンクもぜひご確認ください。

鉄道模型コンテストWebサイト

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