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特集・コラム

【実は鉄道模型】お手頃サイズの「箱庭夜景」!南部縦貫鉄道ジオラマを作る

2024.02.09

text & modeling:瀧口宜慎(RMM)
photo:羽田 洋

■矢継ぎ早に登場した南部縦貫鉄道のモデル

 昨年の秋から年末にかけて南部縦貫鉄道の各車がTOMIXから登場した。その内訳は9月に新規金型が投入されたワフ1・ワム11、10月に国鉄キハ10をベースとし、DT22台車を履かせたキハ104、12月に同線の主力レールバスであるキハ101・102というもので、いずれもTOMIXではベースとなる車両が過去に製品化されていたもの。各々の製品は、金型変更、塗装変更、動力更新、パーツ変更などの刷新がなされたモデルとなっている。

【写真】南部縦貫鉄道をモチーフに作ったミニジオラマ!その他画像はこちら

■一式揃えて鉄道会社を始める

 近年各メーカーで行なわれている、特定の路線や一つの地域に関連する車両を重点的にリリースし、待ち望んでいるファンの願いに応えるという展開。ファンにとっては一気に欲しい路線・地域のラインナップが揃う嬉しさがある中で反面、買い込みすぎて財布はスッカラカンという現象に見舞われる方も多いはず(笑)。そんな中で南部縦貫鉄道のモデルはレールバス、気動車、貨車といずれも短編成ながらバラエティに富んでおり、全部集めることで鉄道会社に必要不可欠な車両たちが勢揃いする内容が楽しいところ。今回はこの陣容を基本として、南部縦貫鉄道の旧七戸駅構内のジオラマを作ってみた。

■忘れちゃいけない機関車の存在

 新規金型によるワフ1などの貨車だが、貨車だけではなくこれを牽かせるディーゼル機関車も欲しいところ。南部縦貫鉄道には45t凸型機のD45と25tL型機のDC25、元軌道モーターカーで除雪車として活躍した7t機DB11の3両が在籍したが、貨物列車の先頭に立ったのはD45とDC25の2両。トミーテック製品で近いといえるのがノス鉄第2弾「富井電鉄 ディーゼル機関車」、同じくノス鉄第4弾「富井化学工業 凸型ディーゼル機関車DB形」で、そのモノとは言えないが、雰囲気重視で楽しむのなら悪くないはず。こういったときにノス鉄シリーズの魅力が最大限活かされるようにも思う。

■ディスプレイケースに収めた 旧七戸駅

 今回は車両のディスプレイのほか、運転時のフロアレイアウトにも組み込める旧七戸駅のジオラマを作ってみた。寸法は280×150mmのベースに、280mm3本と140mm1本の直線レールとR541の曲線レール1本を配置、中央には「対向式ホームセット」を短く加工したものを、さらに奥の線路にはトタン引き建屋を自作デフォルメして置いてみた。季節は柔らかい初雪が降った頃のイメージとしている。また、電飾も施したため「夜の帳」を演出することも可能。ムーディーな雰囲気を楽しみながら、この寒い冬を乗り切りたいところだ。

(『RM MODELS』2024年3月号 Vol.342 より加筆修正)

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