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特集・コラム

よく見る貨物列車 実はコンテナにも「積み方」がある!その法則とは?

2023.11.02

text & illust:RMM

▲一見ランダムに見えるコンテナの積載方法だが、実はほとんどの場合一定の法則に従って積まれている。

‘23.3.12 東海道本線 安倍川~用宗 P:中井琢也
(鉄道投稿情報局より)

 日頃、見かける貨物列車たち。全国各地で活躍していますが、現在ではその多くがコンテナによる輸送が主流となっています。現在日本全国で活躍するコンテナ車は概ね1両につき大体5個積みできる車両がほとんどですが、いつでも満載というわけではなく、その個数は車両によってまちまちです。そして個数やサイズによって、コンテナには基本的に積み方というものが決まっています。

↓コンテナの積み方をイラストでも解説!↓

■観察してみると確かに法則性が

 貨物列車をよく見てみると、ランダムに積まれているようで実は一定の法則に従ってコンテナが載せられているのがわかるかと思います。コンテナの中身はほとんどの場合外からは見えないですが、身近な日用品から、重量物、化学薬品の液体まで、取り扱う荷物は様々。それによりコンテナのサイズや仕様の規格が変化しますが、中身や形が大きく違うコンテナたちを行き当たりばったりで載せてしまうと、コンテナ車1両単位の重量バランスが崩れて走行時の障害になるばかりか、時には大きな事故の原因となる可能性もあります。こうした事故を防ぐため、鉄道のコンテナは1両に対してバランス良く積む必要があるのです。

■模型でコンテナ貨物を再現するコツは「左右対称」

 コンテナの「積み方」を知っていると、鉄道模型でもより実物に近い積載状態を再現できます。積み方のコツとなるのは「左右対称」。貨車かかる荷重のバランスを良くするために均等に配置すると、自ずとこういった配置になるのでしょう。これを念頭に置いて積むと基本的には正しいコンテナの積み方になります。

 例えば、一般的な5個積みの貨車に、12ftコンテナを3個積む場合を図で示してみましょう。どちらかに偏らせるのではなく、3個が均等に配置します。これは4個・2個・1個の場合も同様です。20ftや30ft・40ftなどの大きいコンテナでも、ほとんどの場合左右対称になるように載せられています。

 ただし例外もあり、稀にさまざまな事情から「偏積」とも呼ばれるこれらの例に倣わない積み方がされることもあります。こうしたイレギュラーもあるので、コンテナ列車の再現のためには、まず実物をよく観察するところから始めるのがやはり何よりの近道です。 また、コンテナ妻面の扉は、一部例外を除いてコンテナ車の車端部では必ず内側にくるようにし、外側に扉を露出しないようにすると、よりリアルな列車を再現できるでしょう。


◆今月の『RM MODELS』特集は「コンテナバラエティ」!

今や鉄道貨物輸送の主力であるコンテナは、宅配物から国内外の産業品輸送等で活躍しており、その種類は千差万別。趣味的観点で見れば、実物・模型共に「コレクション性」を楽しむファンが増加しています。また、鉄道模型だけに限らず、最近では玩具や日用品といったグッズも続々と登場しており、趣味ジャンルの一つとしても人気があることが窺えます。そこで今回の特集では、人気沸騰中のコンテナに注目。鉄道模型としての楽しみ方や製品紹介はもちろん、巷にあふれるコンテナグッズについても採り上げていきます。

◆詳しくはこちら!

 

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