185系

特集・コラム

話題のプラレールリアルクラス 気になるポイントを一足早くチェック!

2023.04.26

text & photo:鉄道ホビダス編集部

 先日発表になった「プラレールリアルクラス」。2023年の6月の発売開始までいよいよ2ヶ月を切りましたが、この度編集部にサンプル品が到着。気になる車両の造形や走行に関することなどを詳しく見ていこうと思います。

↓プラレールリアルクラスでどう遊ぶ?写真一覧はこちら!↓

■こだわりのディテールながらまとまったデフォルメ

 今回第1弾として製品化されるのは185系特急電車(踊り子・緑ストライプ)と小田急ロマンスカー 3100形NSEの2種。いずれも過去にプラレールとして発売されたことのある車種ではありますが、185系は過去に165系「東海型電車」の塗り替え品として登場したきりで、専用金型の185系プラレールはこれが初。NSEに関してはセット品として2003年に発売されて以来実に20年ぶりにプラレールに帰ってきた形になります。

 ディテールは「リアルクラス」の名前の通り、これまでのプラレールとは一線を画すものとなっており、185系は普通車のAU75系クーラーと、グリーン車であるサロ185形に搭載されたAU71系クーラーの形状を作り分けています。

 NSEに関しても前面廻りを見ると五角形の愛称板時代のものとしながら、クーラーは強化後という姿で、この形態が当てはまるのは1977年〜88年頃という渋い時代設定となっています。

 また、いずれの車両もパンタグラフまでもが立体的に造形されており、プラレールとは思えないそのディテールには驚かされます。

■走行の様子を動画で!

 

■走らせる時、屋根廻りは「ロータイプ」に

 このプラレールリアルクラスでは、このようにクーラーやパンタグラフを造形した関係で、立体交差や橋などをくぐれない場合があります。その対策として、通常付いている「ハイタイプ」の屋根上パーツから「ロータイプ」のパーツに取り替えることで、従来のプラレールレイアウトを干渉することなく走行できるようになります。またロータイプでもディテールは損なわれないようデフォルメされており、ここにもまたこだわりを深く感じます。

 今回試しに編集部でどういった場合干渉してしまうのか、実際にレイアウトを組んでみて試してみました。結果として「大きな鉄橋」や「地下直線レール」、「高架レール」の立体交差といった高さが低い情景・レールを通過させる場合、屋根廻りをロータイプに付け替えることで通常のプラレール同様通過させることができました。

 例外的に「のびるトンネル」は185系・NSEともにハイタイプの屋根パーツで通過ができました。また、通常レールの立体交差の場合、NSEに関してはハイタイプのクーラー・運転台と、ロータイプのパンタグラフの組み合わせで通過ができました。ですが、ロータイプに組み替えてさえいれば干渉の心配はほぼないと言え、走行派はこのパーツに組み替えて楽しむのが吉でしょう。

■「リアル直線レール」の遊び方として…

 今回プラレールリアルクラスの車両とともに登場した新レールである「リアル直線レール」。これまでの青いレールとは異なるリアルなグレーの成形色に、枕木表現が入ったレールになりますが、ふと「これを鉄橋のレールにしたらかっこいいのではないか…?」と思いました。ものは試しということで早速、枕木の干渉がない「小さな鉄橋」に組み込んでみると、実際の鉄橋のような線路の「透け感」を楽しむことができ、思った以上にそれらしくなり感動。
 さらに今度は見上げてみて車両を走行させると…これもまた通過する車両の床下が枕木の隙間から見え、鉄橋ファンにはたまらない画に。展示用としてだけではなく、新たなプラレールの線路としていろんな遊び方の可能性が見えました。

 発売が迫る中、今後がより楽しみなプラレールリアルクラス。第2弾以降はどのような車両が登場し、どのような展開を見せていくのか、注目したいですね。

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プラレールのHP

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