text & photo:RM
取材日:’23.4.19 場所:札幌運転所
取材協力:JR北海道
JR北海道では、老朽化したキハ143形気動車などの置き換えを目的とし、2023年5月20日より新型車両737系通勤型交流電車の運用を開始しますが、その実車両が公開されました。
737系は先頭部を除いてアルミ合金製で、2両(1M1T)を基本編成としています。最大6両まで併結可能となっていますが、在来車両との併結は想定していないとのことです。また、JR北海道の通勤型電車では初のワンマン運転に対応した車両となっています。
車体色は通勤や通学など、地域の移動手段としての性格を考慮し、やさしさと親しみやすさが感じられる淡いピンク色を採用。一方、前面部は黒をベースに、コーポレートカラーの緑と視認性の向上を目的とした警戒色の黄色を組み合わせています。
車内もエクステリアと同様のイメージで、乗降ドアを淡いピンク色とし、シートは道内に咲く色とりどりの花をイメージしたドット柄が散りばめられたデザインとなっています。また、バリフリー化の促進や環境性能の向上など、新しい時代の通勤型車両としての工夫が各所に盛り込まれています。
同系は現在7編成が落成済で、その陣容で5月20日の営業開始を迎えるそうです。
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