桜もそろそろ散り始めるという予報が出ている中で、あともう少し楽しめそうなのが菜の花です。そして調べてみると菜の花と鉄道を同時に見られるスポットは全国様々存在します。今回は鉄道ホビダスに投稿された写真の中で、菜の花と鉄道が織りなす美しいコラボレーションをご覧いただこうと思います。
↓菜の花と鉄道を絡めた写真たちをもっと見る！↓
■今話題の「スーパーやくも」と菜の花のコントラスト
’23.03.11 伯備線 伯耆大山～岸本 P：上原昭博
（今日の一枚より）
先日リバイバルされたばかりの「スーパーやくも色」となった381系と菜の花のショット。明るい紫色と黄色い菜の花のコントラストが美しい一枚ですが、背景の緑色の木々たちも車両と菜の花を引き立てるのに一役買っています。
また、菜の花の撮影テクニックの一つとして手前の花たちを構図に入れてボケさせることによって、より柔らかい印象のある写真に仕上がります。鉄道と花を撮る際には覚えておきたい技術の一つでしょう。
■新旧「赤い電車」と黄色い菜の花
’23.03.04 京浜急行電鉄 本線 京急鶴見～鶴見市場 P：角屋充夫
（今日の一枚より）
’21.03.28 高松琴平電気鉄道 琴平線 一宮～円座 P：谷崎翔太
（今日の一枚より）
新旧の京急車による菜の花との写真。現在では走る場所も関東から四国へと移した琴電の元京急の電車、こうして似た構図の写真で改めて見比べると、都心部で活躍していた頃を彷彿とさせますね（写真の「情熱の赤い電車」ラッピングは終了しています）。
また、どちらも流し撮りの効果で、黄色い絨毯の上を走っているかのような美しい光景となっており、こうした切り取り方も菜の花撮影の一つの技でもあります。
■雄大な北海道の菜の花畑に魅了される…
‘19.5.24 石勝線 西早来信号場〜追分 P：井上 敏
（今日の一枚より）
雄大な北の大地一面に広がる菜の花畑を前に颯爽と通過するキハ283系「スーパーおおぞら」。現在、このキハ283系はキハ183系置き換えのため特急「オホーツク」「大雪」で活躍を続けており、まだその元気な姿を見ることができそうです。
■SLとの贅沢な共演！
’22.04.10 山口線 船平山～津和野 P：久宗勝弘
（今日の一枚より）
春の訪れを告げるような芝桜と菜の花と、「SLやまぐち号」のD51 200号機。SLと花というなんとも贅沢な組み合わせが山口線では春に繰り広げられます。蒸気機関車ならではの力強い煙と車体、そして柔らかな色合いを持った花たちが好対照な、そんな一枚になっています。
■菜の花モチーフの電車とともに…
’22.01.22 豊橋鉄道 渥美線 豊島～やぐま台 P：齋藤憲司
（今日の一枚より）
一面に広がる黄色い菜の花と、それをイメージしたイエローのラッピングが施された豊橋鉄道の1800系が交わるシーン。車両にピントを行かせず、あえて花に合わせることでふんわりとしたような、春の暖かさを感じるような美しい写真に仕上がっています。
■ダイナミックにカーブする鉄橋に注目！
’23.03.03 日豊本線 杵築～大神 P：橋爪 剛
（今日の一枚より）
ダイナミックにカーブするガーダー橋と「ななつ星 in 九州」、そして目の前に広がる菜の花たち。綺麗な春の青空と相俟って、非常に美しいコントラストを写し出した一枚となっています。
花と鉄道。それは切っても切れない関係でもあり、沿線を彩る四季折々の景色をゆく日本の鉄道の良さというものが、こうした写真たちから感じ取ることができるのではないでしょうか？ぜひみなさんも身近な鉄道とお花を楽しめるスポットを探してみてはいかがでしょうか。
↓菜の花と鉄道を絡めた写真たちをもっと見る！↓
