JRや大手私鉄で活躍した車両の中には、別の場所で第二の人生を過ごしている車両がいます。今回は京王3000系の現在の姿を見てみましょう。
京王3000系は井の頭線用の車両として、1962年~1991年に導入されました。車体はステンレス製、前面の上半分がFRP(強化プラスティック)だったこともあり、“ステンプラカー”とも呼ばれました。また、このFRPは7色に塗られており、ホームに入ってきた車両を見て、「お、今日はこの色か」なんて記憶をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
3000系は最盛期には5両編成29本が活躍していましたが、後継車の1000系に置き換えられて2011年までに引退しました。
ステンレス製の特徴のひとつがその耐久性。また、扱いやすい18メートル級中型車体を持つ3000系は地方私鉄の人気が高く、5社に合計71両が譲られました。現在も伊予鉄道や北陸鉄道などで活躍しています。
それでは、各地で過ごす京王3000系の姿をご覧ください。画像のリンクよりギャラリーへ飛ぶことができます。