185系

特集・コラム

こ、これは!!ファンが唸ったコダワリの車両と展示 イベントを賑わせた気になる鉄道系ホビーたち!

2022.12.23

text & photo:鉄道ホビダス編集部
取材日:’22.12.10

  2022年12月3日(土)から、11日(日)まで、府中市郷土の森博物館にて開催されたイベント「武蔵府中鉄道模型博2022」。このイベントではおもちゃを中心に幅広い鉄道系ホビーが集まり展示されましたが、「おもちゃだ」と思って侮るなかれ、大人をも魅了するコダワリの手作り鉄道おもちゃたちがそこにはありました。今回はそれらを中心に編集部が気になった作品・製品たちに迫っていこうと思います。

↓気になる車両たちの全貌はこちら!↓

◆関連記事

プラレールから鉄道模型まで!でんしゃであそぼう!武蔵府中鉄道模型博2022イベントレポート!

■早速登場!堂々11両編成の「黒い山手線」

 2022年10月から運行を開始し、今注目を集めている「黒い山手線」ですが、このイベント会場に手作り品が早速登場。しかも実車同様の11両編成で巨大なレイアウトをゆったりと走行していました。イベントでは終始親子連れを中心に大人気の車両となっており、その注目度の高さを垣間見ました。

■開催地にゆかりのある京王線の電車も充実!

 府中で開催されたということもあり、もちろん京王線の電車たちも多数走行していました。特にこちらも地元の子供達の人気の的となり、やはり自分の住んでいる場所を走る電車というのは、いつの時代でも印象に残るということを感じられる瞬間でもありました。

■3Dプリンタを使って再現された自作車両たち

 今回は3Dプリンタで出力された車両も数多く活躍していました。特に常磐緩行線で活躍していた203系は本当に製品にありそうな完成度で驚くばかり。帯は別パーツ式としてマスキングの手間を省きつつ高い塗り分けクオリティーを維持しています。

 さらに機関車たちを置き換えているJR東日本の事業用車両「GV-E197系」もお披露目。先頭・後尾車の細かいモールドによるディテールもさることながら、中間のホッパ車も違和感ないデフォルメとディテールを両立しています。

▲かつて『Rail Magazine』誌上連載された企画で誕生した「KIYOSATO-CLUB」も!?

 そして鉄道ホビダス編集部として見逃せなかったのがこちらの車両の存在。これはかつて『Rail Magazine』の誌上連載企画で誕生した架空の車両がモチーフとなっています。以前、鉄道模型誌『RM MODELS』のTwitterでこの車両が取り上げられたのを機に製作をはじめたとのことで、こちらももちろん3Dプリンタ製。美しい造形と塗装は目を見張るものがあります。

■オリジナルの「建物」も見逃せない!

 会場レイアウトや展示をよく見てみると、オリジナルで作られた建物たちも見逃せません。会場の土地にゆかりがある東芝府中事業所は、特徴的なエレベーター試験塔をデフォルメしつつも印象を捉えて再現しており、レイアウトでも「ランドマーク」としてしっかりと存在感を放っていました。

■タワーの頂上で煌めく500系…箱付きの絶版品…魅力あふれる製品群たち

 プラレールタワーの頂上には一際光り輝く車両が走っていました。それがこの「金ぴか500系」です。こちらは元々非売品ですが、それが長い編成を組んでタワーの最上層をぐるぐる回って走る様は非常に目立ちました。特に午後からは窓から夕日が差し込み、煌びやかな車体を一層引き立てていました。

 またプラレールのコレクションコーナーにも気になる製品が目白押し。情景パーツはパッケージを吊したりして、当時店頭で販売されていた頃を彷彿とさせる展示方法が非常に効果的でした。またよく見ると灯台が光る「とうだいトンネル」や、駅にライトが灯る「ライト付えき」など、ファン垂涎の製品群が並びます。
 もちろん情景だけではなく、セット品や車両単品の展示も充実。これらは箱付きで時代別に展示されており、パッケージデザインやセット内容の変遷も感じられる内容となっていました。中には中京圏限定で発売された「基本No.3セット 名鉄パノラマカー」や、その短い生産時期から未だに全容が明らかになっていない通称「電車箱」時代に発売された、幻と言われる単品「ED-70」など、超の付くほど貴重な製品たちも並んでいました。

↓気になる車両たちの全貌はこちら!↓

※おことわり
この記事内の写真にある各鉄道玩具の車両には一部改造車両や工作車両が含まれており、個人が自己責任で非営利目的で製作したものです。ベースとなる各玩具メーカーは、製品の改造工作を推奨しておりません。また、各作品は販売されておりませんので、メーカー、さらには鉄道会社などへの問い合わせ等は絶対にしないでください。工作の際はケガなど身体的損傷を伴う危険性がありますので、全て自己責任にて行なうようお願いします。

◆鉄道ホビダスではプラレール系記事を続々更新中!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加