text & photo:RM
取材日:’22.11.17 場所:芳賀・宇都宮LRT車両基地
取材協力:宇都宮ライトレール
2023年8月の開業に向けて建設が進んでいる芳賀・宇都宮LRT「ライトライン」。すでに全17編成の車両納入は完了しており、引き続き運行区間の整備が進められているが、2022年11月17日より「JR宇都宮駅東口~平石」の区間において試運転が始まりました。
右手の車庫から、急カーブを通って平石停留場に入線してきたところ。複数の要員が厳しく確認しつつ、超低速で進入します。
試運転の様子はこちらにて
平石停留場は2面4線で、バスとの乗り換えの結節点でもあるトランジットセンターが設置される予定です。
屋根付きのホームに入線したところ。
当日は9時頃より宇都宮市長や芳賀町長、宇都宮ライトレール社長による挨拶があり、初めて本線へと車両が入線。入出庫線は急カーブのため、超低速で進入し、建築限界に車両が触れないか、複数の要員が厳しくチェックをしていたようです
初日の試験内容としては、「急曲線部で停車し,架線柱と車両の離れ検測」や「平石停留場と車両の離隔等の確認・信号設備の動作確認」などが主なもので、青空の下、関係者の注目を集めながら慎重に試験走行が行われました。なお、今後は試験項目やエリアを拡大するとともに、夜間の試験走行も想定されているとのことです。
高架区間のS字カーブを試運転しているところ。
街中には試運転を告知する立て看板も設置され、ムードが盛り上がってきています。
芳賀・宇都宮LRT「ライトライン」、全17編成納入完了。走行もお披露目!