シリーズ第二弾:「北斗星乗車記念ブック」をつくる!編
P:羽田 洋
【おまちかねの!シリーズ第二弾は…?】
新入社員Kです。前回はたくさんの方に記事を読んでいただき、ありがとうございました!
まだの方はコチラからぜひ!
さて、全4回の「ブックジオラマ」シリーズ第二弾をお届けします。
その前にブックジオラマの簡単なご説明を。
「ブックジオラマ」とは…?
100円均一ショップで手に入れられるこちらの小物入れの中に、「思い出」をテーマとしたジオラマを作り、一冊のアルバムを作るというもの。
第一弾では北海道の礼受駅を再現しました。
前回に引き続き、RMモデルズ編集部のYさんの作品を、当時の思い出とともにご紹介します。
みなさんは夜行列車に乗車したことはありますか?
Yさんが列車で過ごした時間に思いを馳せて作ったものとは…
【北斗星乗車記念ブック】
今回は、暗闇に浮かぶ北斗星をイメージして製作しました。
「北斗星」とゆかりの深い青函トンネルをイメージしてサイズ感をデフォルメ。トンネルポータルにジオコレの「トンネルポータルB切り石積み」を活用し、トンネルに「北斗星」が進入していく様子をブックケースに詰め込みました。
9V電池を電源として通電可能な仕様としたことで、車両のライト類が点灯。スイッチでヘッドライト・テールライトの切り替えが可能で、室内灯も点灯します。
また、乗車券と共に飾ることで、メモリアルブックとして楽しむことができるよう工夫しました。
▲土台部分に設けたスイッチで、電源のON・OFFができる
▲「ファーストカーミュージアム」シリーズの車両をいろいろと置いてみるのも楽しい
▲トンネルから顔を出す列車の姿は圧巻だ
【北斗星乗車時の思い出】
711系の引退が間近に迫った2014年の9月頃。乗り納めにと北海道を訪れた帰りに、たまたま北斗星の切符が取れました。
当時すでに北斗星の廃止が予定されていたためいずれは乗りたいと思っていたので、空きがあるとわかるや否や迷わず北斗星への乗車を決めました。
無事に乗車し、車内を探検していると、ロビーカーは食堂車で食事をする人たちの待機場所になっていたため特に賑わいを見せていました。
私が乗車したのは開放B寝台の下段部分。二段ベッドが並ぶ作りで、たまたま隣上下になった方とのお話に花を咲かせることができるのも、この開放式B寝台に乗車する魅力の一つです。
▲カーテンで間仕切りができ、個人の空間も確保されている
前述した通り、北斗星での乗車は全くの想定外で、切符が取れた当日の夕方に飛び乗ったため、北海道の滞在時間が実質10時間程度だったことも今ではいい思い出です。そんなドタバタな旅でしたが、夜汽車はやはり素晴らしく、忘れられない経験となりました。
▲テールライトを光らせた北斗星がトンネルに進入
そんな思い出を詰め込んだこの作品を眺めていると、夜汽車に揺られたあの日を思い出します。
線路に車両を置くだけでなく、橋やトンネルなどを作り、情景をよりリアルに再現することで満足のいく出来になりました。
こうして二冊目のオリジナル「ブックジオラマ」が完成しました。
徐々に本棚に「ブックジオラマ」が増えていく感覚が楽しいです。
作品は本棚に入れて場所を取らずに保管することができるので、ぜひみなさんも
「思い出の本棚」をつくってみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
最終回にはわたし、新入社員Kが初めて製作したジオラマの紹介も予定しています。
心のこもった作品をお見せしていきますので、ぜひご期待ください。
【第三弾はコチラ】「日高線の思い出」