text & photo:RM
取材日:’22.9.11 場所:西九州新幹線大村車両基地
取材協力:九州旅客鉄道
前日の報道向け試乗会につづき、2022年9月11日には大村車両基地にて「かもめ」用N700Sの全編成となる4編成が並ぶシーンの報道公開がなされました。
▲写真左から、Y1~Y4編成と順番に並べられたN700S。この4編成で当面の営業運転を担います。
今回投入されたN700Sは、Y1~Y4の4編成。余談ですが、九州新幹線(鹿児島ルート)開業時に用意された800系は5編成でしたので、それよりも1編成少なく、北海道新幹線用H5系と同本数(ただしH5系は1編成が地震による脱線のため事実上廃車状態)の少数派と言うことができるでしょう。
▲管理棟の屋上から見た4編成。施設は今後の全線開業まで見込んだと思われる十分な余裕があります。前日の試乗列車に使用されたY2編成は早くも屋上に「貫禄」が付いていますが、Y3・Y4編成はまだまっさらという感じ。Y4編成は架線のない場所に留置されていますが、N700Sに標準搭載されている自走用バッテリーを使用してここに据え付けたようです。
▲大村湾を望む絶好のロケーション。
営業運転が開始された暁には、日中に車両基地に全編成が居るという状況は非常事態以外の何者でもありません。鉄道150周年の今年に営業運転を開始する西九州新幹線にとって、重要な歴史の節目の記録をさせていただくことができました。
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