185系

特集・コラム

100均グッズで模型の塔を圧縮収納する!高くそびえ立つ「鉄コレタワー」解体計画

2022.08.11

text & photo:佐藤鉄雄

 今やNゲージ趣味に欠くべからざる存在となった「鉄道コレクション(鉄コレ)」。 筆者もその魅力にハマった一人ですが、欲望にまかせて買い続けることはすなわち、その分部屋が狭くなるということ…。そこで今回は自室に積み上がり「鉄コレタワー」を形成していた鉄コレたちをスッキリ収納するべく、100円 ショップ商品を利用した即席ケースでの収納・整理を試みました。

◆あわせて読みたい!
今月は模型の「ケース」の話。漫画『TEZMO SYNDROME(テツモ・シンドローム)』18話

■恥を忍んでお見せしますが…

 コチラが今回、鉄コレの整理に手を着ける直前の模型棚の様子(みっともないものをお見せして恐縮です…)。積み上がっているのは主に事業者限定系の鉄コレ。この奥には完成品のブックケースが仕舞ってあるのですが、前列を埋め尽くす鉄コレのパッケージに 目隠しされて姿すら見えず、いきおい取り出 すことも億劫な状態となっていました。のみならず、棚から溢れたキットやら単品車両やらは床面にどんどん堆積…。今回はまずこの乱雑な平積み状態を脱し、模型にすぐにアクセスできるようにすることが第一目標です。

■100円ショップ商品で即席ケースを作る

 もちろん本当なら、しっかり車両を保護できる模型用ケースを買うのが一番。ただ鉄コレが元来軽量・丈夫なことや、筆者の場合は加工する前提で購入した車両も多いことから、とりあえずは「仮の宿」になれば良いと割り切って、100円ショップのA4書類ケース と「すきまテープ」(ポリウレタン製シーリング材)で簡易ブックケースを自作することにしました。鉄コレの元箱は内容物に対して大きめなので、移し替えればかなりの体積の圧縮が期待できます。

■どうにかこうにか、整理完了!

 こうして物量の多さに苦戦しつつも、即席ケース×35個(うち鉄コレ以外に使ったもの4個)を消費してやっとこさ整理完了。スペースが空いたことで連鎖的に諸々の整理も進 み、悲惨だった模型棚廻りもかなりスッキリしました。本来の模型用ケースのように「ガッ チリ守る」という性質のものではありませんが、とにかく安価かつ大量に収納したい場合には、100円ショップ商品でのケース作りは有効な手段ではないでしょうか? まぁ、一 方で手持ちの鉄コレの総数が「見える化」されたために、今度は「これ、本当に生きてるうちに遊び尽くせるの…?」と自問するようにはなってしまいましたが…(でも、まだやっぱり欲しい)。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加