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200系カラーのE2系はこうなる…!?Nゲージを塗り替えて作ったフリーランス新幹線たち!

2022.05.25

modeling & photo:折井弘紀
text:鉄道ホビダス

 先日、鉄道ホビダスでご紹介した折井弘紀さんのフリーランス塗装の車両作品ですが、今話題となっている「あの車両」の塗装を実車が登場するより前に早速作ってみたそうです。また、そこから派生した作品も…? 今回はそんな新作たちを中心に、折井さんが作った新幹線のフリーランスNゲージをいくつかご紹介しましょう。

↓話題のカラーリングを纏った新幹線作品写真はこちら!↓

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■いずれはフリーランスではなく「実車」に!? E2系の200系カラー

 つい先日、編集部に折井さんから到着した作品画像に、何やら気になる話題の車両が…。というのも、折井さんは今回JR東日本から鉄道開業150周年事業の一環として公表され、近々運用開始が予定されている「E2系の200系カラー」を先頭車を1両だけ作ってみたそうです。
 200系にはノーズ部分にあったヘッドライトが、E2系では運転台上部に、窓もE2系1000番代の横長窓のため、オリジナル200系の印象とは異なるのですが、こうして実際に見てみると案外似合っているのではないでしょうか?

 現状、作品はプレスリリースにあったイメージ画像の塗り分けそのままに塗装していますが、実車がどのような仕上がりとなって出てくるのか、今から待ち遠しいですね。

■実現するか…!?N700系による元祖0系塗装!

 更に折井さんはこのE2系による200系カラーの発想を基に、現在の東海道・山陽新幹線で圧倒的多数を誇るN700系に元祖新幹線の0系塗装を施してみたそうです。こちらもなかなか似合っているかと思います。
 東海道新幹線の車両ではJR化後の300系以降、窓下に帯を配置したより軽快な印象の塗装となりましたが、ひと昔前の新幹線をオマージュした窓廻りの帯塗り分けとした塗装も、昨今のレトロブームなどもありなかなか印象がいいもののように思えますね。

■これだけじゃない!「もしも」の世界の新幹線たち

 折井さんはこの他にも過去に様々なフリーランス作品を製作してきました。今回はその中でも新幹線車両をベースとした作品たちをご紹介。N700系と500系の塗り替え作品を中心に、様々なカラーリングを作っていますが、どれも意外と似合っているように思えます。特に、九州新幹線800系カラーは、開業目前で今話題の西九州新幹線の「もしも」の世界で走ってそうな雰囲気のある作品に仕上がっています。

 「あの車両が今も現役なら…」「あの車両が製造されていたら…」「あの車両の色をまとっていたら…」という想像はレイル・ファンであれば誰しもが思い描いたことがあるかと思います。そんな想像を「フリーランス」鉄道模型で実現してみるのもまた一興でしょう。

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