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特集・コラム

あの日から11年、三陸鉄道復興までを写真とともに振り返る

2022.03.11

 2011年3月11日に発生した東日本大震災により、甚大な被害を受けた三陸鉄道。岩手県の三陸海岸に沿って走る北リアス線、南リアス線ともに全線が不通、車両も3両が運行不能となったにもかかわらず、わずか5日後の16日、陸中野田~久慈間の運行を再開させるなど、復興のシンボルのひとつとして大きな話題となりました。

                          ‘18.7.4 釜石線 宮守-柏木平 P:鶴井雅人
                          (「鉄道投稿情報局」より)

 2020年3月23日には、JR山田線が移管され路線名もリアス線に統一。路線距離163キロという、日本一長い第3セクター路線として、完全復旧を果たしました。ここでは、鉄道ホビダスに届いた投稿作品とともに、三陸鉄道復旧までの軌跡を振り返ります。

 

三陸鉄道北リアス線で使用されている36-102が、9月6日に盛岡まで回送された。これは東日本大震災で同鉄道に不通区間があり車輌検査が行えないため、代わりに盛岡車両センターで実施するために運転された。

‘11.9.6 山田線 陸中川井-箱石 P:戸村 学 (鉄道投稿情報局より)

 

叡山電鉄では、東日本大震災で被災した三陸鉄道、仙台空港鉄道、阿武隈急行、ひたちなか海浜鉄道、鹿島臨海鉄道の協力のもと、3月11日より「がんばろう!東日本の鉄道」トレインの運行を開始。三陸鉄道、阿武隈急行のヘッドマークを模したものが掲出された。

‘12.3.11 叡山電鉄叡山本線 一乗寺-修学院 P:佐野 徹

 

不通になっていた三陸鉄道南リアス線のうち、盛―吉浜間21.6kmが4月3日から運転を再開した。初日は3往復のみの臨時ダイヤで運行され、復活一番列車となる9701D~9702Dは来賓や抽選による招待客限定の貸切扱い。残り2往復は運賃が無料開放された。

‘13.4.4 三陸鉄道南リアス線 三陸 P:桃根 医

 

三陸鉄道向け新型車両5両が、ヘッドマーク付きのDE10に牽引されて豊栄駅へ甲種輸送された。

‘14.3.19 白新線 豊栄 P:土屋 遼

 

夏季の多客期に伴い臨時快速〈さんりく北リアス〉が盛岡~久慈間で運転されている。8月8日~8月17日に運転される予定で、車輌は盛岡車両センター所属の「kenji」および三陸鉄道の36-Rと36-700が使用されている。

‘14.8.9 山田線 盛岡―上盛岡 P:伊藤大翔

 

毎年恒例となっている三陸鉄道の36-Z1形を使用した「こたつ列車」が久慈~宮古間で運転を開始した。

‘17.12.16 三陸鉄道北リアス線 堀内―白井海岸 P:鶴井雅人

 

田んぼアート「風の又三郎」の前を、転属回送中の三陸鉄道車輌が駆け抜けた。

‘18.7.5 東北本線 花巻空港-石鳥谷 P:宮前行男

 

三陸鉄道の車輌が、新幹線の高架下を通過する珍しい光景。

‘18.7.5 釜石線 新花巻 P:菅原久男

 

約3年ぶりに三陸鉄道北リアス線とJR山田線を直通運転する、「さんりく北リアス号」Kenji編成が、大沢橋梁を渡る。

‘18.8.3 三陸鉄道 北リアス線 白井海岸-堀内 P:宮前行男

 

山田線宮古~釜石間55.4kmの復旧工事の建築工事が7月18日までに終了したことを受け、8月21日より盛岡車両センター所属のDE10 1765を使用した建築物強度確認試験用の試運転が始まった。

‘18.8.21 山田線 鵜住居―大槌 P:鶴井雅人

 

「三陸鉄道へようこそ!」 上級生に導かれ、新入生が仲間入り。

‘19.2.28 三陸鉄道 北リアス線 久慈 P:宮川 輔

 

JR山田線を引き継ぎついに全線開通。釜石からの記念列車を大漁旗でお出迎え。

‘19.3.23 三陸鉄道 リアス線 宮古 P:阿部裕二

 

リアス線通常運行開始日、ラッピング車輌をデザインした釜石東中学校の生徒たちが、列車をお出迎え。

‘19.3.24 三陸鉄道 リアス線 鵜住居 P:宮前行男

 

みんなの心はひとつ。「おかえり三鉄」。

‘20.3.20 三陸鉄道 リアス線 陸中山田〜織笠 P:佐久間健郎

 

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