text & photo：RMM
香港製のTOMIX12系を牽引する機関車を探していると、目に飛び込んできた赤い電気機関車。ナンバーを見ると「EF70 27」のモールドが見えました。実車は不遇とも言える機関車でしたが、青い12系と赤いEF70のコントラストを楽しみたくなり、そのまま買ってきました。今回はそんなKATO製3代目EF70をご紹介していこうと思います！
◆香港製TOMIX12系の記事はこちら！
その12系は「香港製」だった。45年前のNゲージ 初代TOMIX製12系が来た！
■3代目となるKATOのEF70
日本型電気機関車の始祖とも言えるKATOの初代EF70の血筋を引く3代目が今回購入したモデルです。製品としては2代目までは飾り帯再現のため車体全体に蒸着メッキが施されていましたが、この代からは飾り帯部分にホットスタンプする方式になったものです。それ以外にも主に模型の足廻りに改良が加えられた模型となっています。
■台車とスカートが一体で首振りする機構
もちろん、このEF70はひと昔前までのKATO製品に見られた、台車と一体で首振りするスカートとカプラーを持っています。また、ヘッドライトの点灯機能等もなく、走ることに特化したシンプルな鉄道模型となっています。決してハイディテールではないながらも、全体的なフォルムは的確に見えます。またハイディテールでないが故に、TOMIXの香港製12系と繋げてもさほど違和感はありませんでした。少し朱色がかった赤いボディーも相俟って、赤と青のコントラストが楽しい編成になりました。
■概ね良好な状態、に見えるが…？
屋根上のガイシや配線などは所々折れてしまっているところがありながらも、ほとんど綺麗な状態を保てています。そして機関車となるとやはり気になるのは肝心の「動力」です。購入前に試走させていただいたところ、一応動きはしましたがギクシャクした感じでした。これは少し修繕の必要がありそうですね…。
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