text & photo:スタッフK
歴史の彼方へ走り去って久しい寝台特急ブルートレイン。1977~79年頃、小中学生を中心に、熱病のような「ブルートレインブーム」の時期がありました…(懐かし…)。現在40~50台の方、この時期に鉄道好きになった、趣味を始めた、という方が非常に多いはずです!
世の中、どこにエアポケットがあるか分かりません…都内の老舗玩具問屋から、そのブーム期のものと思われる「ブルートレイン消しゴム」がボックスで発掘されたというタレコミが飛び込んできまして、いそいそと調達してきたのがコチラです!
正しくは「精密スケール ブルートレイン Pocket Idol」という商品名になるのでしょうか。このボックスの外観からだけでは消しゴムなのかどうかが分かりませんが…。
蓋を開けるとウジャっと入っております! 駄菓子屋店頭ではこのまま陳列されて、洟垂れ小僧ども(当時の筆者たちのこと・笑)が一生懸命ガサゴソ品定めしましたよね~。
▲一袋に1つの消しゴム、一見していろんな形式がありますが、全部で何形式あるのか…。
▲ということで、色別に整理開始! 黄色は、左上からEF58、クハネ583、オハネ25、DD51、EF81、ED75。計10ヶ。
▲赤は、カニ24、オシ24、オロネ25、DD51、ED76、EF58、クハ481。計10ヶ。
▲緑は、オシ24、オハネ25、カニ24、クハ481、DD51、EF65、EF58、クハネ583。計10ヶ。
▲ブルトレとしては本命の青は、カニ24、オロネ25、オシ24、オハネ25、DD51、ED75、クハネ583、クハ481。計10ヶ。
結果として、4色が均等に10個ずつ入っていましたが、形式とその封入数はバラバラ。たぶんそのあたりはテキトーだったのでしょうし、割り切れるアソート数でもないようですね。形式をリストアップすると…
〇機関車…EF58、EF65、ED75、ED76、EF81、DD51(6種)
〇客車…カニ24、オロネ25、オシ24、オハネ25(4種)
〇電車…クハネ583、クハ481(2種)
計12種(ただしこれで全種という保証はありません…)
痛恨なことに、オハネフ25が入っておりませんでした…! これでは編成端が締まりませんな…ラインナップに元々含まれないのか、たまたまこのセットに入っていなかったのかは不明(というのも、付属のミニカタログではオハネフ25が描かれている代わりに、オロネ25が含まれていない…なんか間違っちゃったんじゃないの?という疑いが拭えません・笑)
▲まだまだ柔軟性を失っていませんでした!
消しゴム…と言っても、この手のが実際には鉛筆の字を消すことができない…というのも当時の子供たちの間ではお約束! おもちゃを持参することが禁止されている学校に、「これは学用品の消しゴムだから!」と言い張って持って行けるようにした…というのが発端と言われていますね(悪いオトナだ…・笑)
▲機関車だけで6形式、主なブルートレイン牽引機が勢揃いしているのはエライ!
▲床下機器が妙にリアルなような…。
▲付属品のミニカタログ。
嗚呼、チープと言えばチープです。でもなんだろう、あの頃は無性に楽しかったし、毎日ブルトレがたくさん走っていたんだな~なんて当たり前の思いに浸ってしまいました~。