photo:羽田 洋
TOMIXとKATOから相次いで登場した東海道・山陽新幹線のニューフェイス「N700S」。TOMIXに関しては「9000番代」を名乗る非営業の確認試験車もいち早く製品化していました。KATOも先日JR東海の編成を製品化。続いて2022年2月には特別企画品としてJR西日本の3000番代も製品化されました。
今回はJR東海編成となるN700S 0番代のTOMIXとKATO製品を比べて、両社のそれぞれの違いについて迫ろうと思います!
■まずは先頭部を見比べる!
▲上がTOMIX、下がKATO。
最初に先頭車から見ていきましょう。まず帯色となる青の解釈に若干の違いがあることに目がいきます。また、床下カバーのグレーの色合いもKATOはTOMIXと比べて少し濃い色をしています。さらに、細かい箇所だとKATOでは扉下部に銀色の靴ずり印刷が施されています。
それぞれのプロトタイプがTOMIXはJ1編成でKATOはJ3編成となっており、両社ともに客用扉下の編成番号表記が入りますが、TOMIXはさらに乗務員室扉の編成番号表記も再現されています。
■ライトの光り方にも違いあり!
▲上がTOMIX、下がKATO。
ヘッド・テールライトも光り方に違いがあります。TOMIXは全体が煌びやかに光っている感があり、KATOはケース内に収められた2灯のライトがはっきりと見えて光る形になります。また、運転台廻りの窓枠印刷にも表現の違いが見られます。
■気になる印刷部分
▲上がTOMIX、下がKATO。
印刷部分ですが、拡大してみるとグラデーション等に関してはKATOの方に分があるように思えます。ロゴに使われるゴールドの色味ですが、TOMIXが少し濃いめ、比べてKATOは少し淡めの色の印象です。
■参考までに確認試験車との違いも
▲上が量産車、下が確認試験車(いずれもTOMIX製)
TOMIXでは2019年に量産車に先立って登場した9000番代「確認試験車」も製品化しておりますので、今回量産車との目立つ違いをいくつかご紹介します。
まず先頭車でわかりやすいポイントとして、量産車の方が先頭車の台車カバーの開口部が大きくとられています。また、若干ではありますがロゴの色も量産車の方が濃くなっています。
▲確認試験車には「試験車」らしく、パンタ準備工事の台座や突起、投光器などが目立つ。
また、営業運転に従事することなく、あくまで「試験車」として運行されている確認試験車らしく、パンタ準備工事用の突起や投光器などが目立つポイントでしょう。
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