ジオラマには様々な場面設定がありますが、郊外や地方の“のどかな風景”も定番のシチュエーションと言えます。
「左右に畑が広がる築堤の上を走るローカル線」など、イベントで見たことがある方も多いのではないでしょうか。
今回は2種類の「畑」の作り方をご紹介します。畑は色や形などで景色の変化も作りやすく、応用も利きますので、マスターしておくと作品の幅が広がりますよ。
材料は以下のとおりです。
・ジオラマを作る土台(木や発泡スチロールなど)
・ボール紙
・紙ねんど
・カラーパウダー
・タコ糸
※作りたい情景によってレールなどもご用意ください。
・ボール紙の波板が畑に変身!
1、土台に畑部分の下書きをし、それにあわせてボール紙をカットします。
2、ボンドなどを使って土台に貼り付けましょう。
3、紙ねんどで区画の枠を作ります。畑部分よりも一段高くするといいでしょう。段差や凹凸が自然に仕上がる塗装は情景ペイントが便利です。
4、ボール紙に絵の具などで土の色を塗ればできあがりです。
・ボール紙畑の応用編
1、絵の具で土の色を塗ったら、うねの頂点にボンドを塗り、緑のパウダーを撒きます。
2、ボンドが乾いたら、余分なパウダーを掃除機などで取り除けば、作物ができつつある様子を再現できます。
・タコ糸で畑の“うね”を表現する
1、適当な厚紙を畑の区画に合わせてカットします。
2、厚紙のサイズに合わせてタコ糸をカットしましょう。
3、カットしたタコ糸を両面テープで土台に直接貼ります。
4、カラーパウダーを撒き、ボンド水などで固定しましょう。
・「切って、貼るだけ」のシートも便利!
よりお手軽に再現したい場合は、トミーテックのジオコレシリーズから畑のシートが発売されていますので、使ってみてください。
今回は主にカラーパウダーを使いましたが、使う材料の種類や色によって、できあがる畑の印象が大きく変わります。目指すイメージにあわせていろいろトライしてみましょう。
文字と写真だけでは分かりづらいポイントもあると思います。そんな時は動画で確認してみてください!
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