多くの人が憧れるジオラマだが、初心者にとってはどんな仕上がりになるのか想像がしづらいもの。
「ボードの上にレールや建物を置く」とは言うけれど、並べ方にもコツがありそうだし、できれば失敗はしたくない…。
そこでご紹介したいのが、駅そのものをジオラマにして、そこに車両を組み合わせるというもの。
今回使用したのは、TOMIXの「木造駅舎」。
この駅舎の発売は1976年!ということなので、今年で46年というロングセラー商品だ。
筆者が子どものころに持っていたのは壁がベージュで屋根が赤茶だったので、長い歴史の中でリニューアルが行われてきたのだろう。
…と、いささか前置きが長くなってしまったが、実は本題の行程はほとんどない。
「駅舎やホームに人や草木を置く」
この一言に尽きてしまう。
だが、写真のとおり、その差は思いのほか大きく、シンプルな駅に“動き”を加えることができる。
また、スミ入れや汚し塗装(といっても、専用の便利なアイテムがあるので塗るだけ)を施せば、雰囲気をよりアップさせることもできる。
いかがだろうか。
この駅ジオラマのいいところは、作業が簡単であることだけでなく、展示や収納の場所を取らない点も挙げられる。
たまに車両を眺めるだけなら、この駅を添えるだけでその魅力を高めることができるはずだ。