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特集・コラム

おうちで車両入換!?KATOユニトラック逆転・給電スイッチで遊ぼう!

2021.04.01

実演・本文:瀧口宜慎
photo:佐々木龍

 近年は、スマートフォンによる運転操作やサウンドシステムなど、デジタル機器の普及と発展により鉄道模型の世界でも今までにない楽しみ方が広がってきてきます。そんな中、KATOからユニトラック用の興味深いスイッチが発売されました。今回はこの「逆転・給電スイッチ」の活用法を掘り下げてみたいと思います。

■今までのフロアレイアウトにプラス!広がりあるNゲージ運転

 このKATOユニトラック用 逆転・給電スイッチは同社のターンテーブルに合わせて登場しました。この2種類のスイッチはターンテーブルに使う以外にも、工夫次第でフロアレイアウトにも応用ができ、入換やループ線といった電気的に複雑となりがちな運転が比較的簡単に可能になりました。
 外観はベーシックですが、昔ながらの固定式レイアウトで配電盤を通して操作していたような複雑なキャブ・コントロールを手軽に楽しめるようになるスグレモノです。

■ユニトラック 逆転スイッチでループ運転を楽しむ!

 実物ではヨーロッパの路面電車の終点などが似合うループ線ですが、写真は単純化した線路配置としました。以下、ギャラリー画像にて順を追って解説します。

■ユニトラック 給電スイッチで機関車の重連を楽しむ!

 次に、側線に停車させた貨物列車に対し、引上線に待機していた補機を前方に連結する(上写真の状態)までの運転を給電スイッチと絶縁ジョイナーで再現します。写真の紫の矢印の位置(2か所)が絶縁ジョイナーの箇所です。

■ユニトラック 給電スイッチでダブルクロスポイントを渡って引上線を楽しむ!

 最後に、ダブルクロスポイントを組み込んだ引上線で折り返し運転をしてみようと思います。KATOのダブルクロスポイントは、ポイント中央部を境に全方向が絶縁されています。そのため複数の給電スイッチを使い、引上線にも給電しダブルクロスポイントを有効活用します。今回はJR金沢駅や小田原駅、私鉄では阪神尼崎駅、東急中目黒駅など多くの駅構内で見られる線路配置をプロトタイプとしています。

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