text & photo(特記以外):廣瀬 匠(RM)
今回のダイヤ改正で、185系をはじめ、秋田地区のキハ40や、DD51など多くの国鉄型車両が引退しましたが、そんな車両たちの現役当時の姿を再現できるのも鉄道模型の魅力の一つです。そこで、今回はNゲージ初心者であるレイル・マガジン編集部の私、廣瀬が、185系でかつて運転された「シュプール上越」のアレンジに挑戦してみました。シールを貼るだけの簡単な作業で再現できますので、ぜひお試しください!
▲雪の中を走る185系「シュプール上越」をイメージ。
P:上石知足(RMM)
■「シュプール号」とは?
1990年代を中心に運転されたスキー列車で、主に関西発、関東発が運転され、関東発の列車では東北・奥羽線方面、信越方面、上越線方面などに運転されました。その中でも185系は「シュプール上越」「アルペン上越」など主に上越線系統の列車に充当されました。1995年以降はリニューアル工事が施された、いわゆる「エクスプレス185」塗装と呼ばれる新前橋電車区所属の185系200番代が活躍しました。
▲「シュプール」として走る「EXPRESS 185」塗装の185系200番代。
’99.3.28 上越線 岩原スキー場前~越後中里 P:桑原浩幸
(185系思い出ギャラリーより)
■「黄色」「グレー」「赤色」のトリコロールカラーがカッコいい!
今回使用するのは、中古で入手したKATO製の185系200番代「EXPRESS 185」です。ギアを回してヘッドマークが変えられる、「トレインマーク変換装置」がありますが、片方の先頭車のギアパーツが抜けていたので、オミットすることとしました。その代わりに、裏から0.5㎜のプラ板で作ったヘッドマークを貼り付けることで「シュプール上越」仕様に固定。上の実車写真では「上越」の文字が入っていない「シュプール」のヘッドマークを掲げていますが、今回は「上越」の文字が入ったヘッドマークとします。
▲今回使用するのはKATOの185系200番代「EXPRESS 185」塗装。
■シールを丁寧に切り出して…貼るだけ!
■さらに、+αの改造も…?
▲ジャンパ栓のホース部分はガンダムマーカーで色差しをした。
今回は、クハ185-308には実物とは少し形状が異なりますが、ジャンパ栓も取り付けました(KATO製 KE76(灰)品番:Z04-8631)。これも、車体にピンバイスなどで穴をあけ、接着剤でパーツを取り付けるだけの簡単な作業です。パーツは各種メーカーからグレードアップパーツが販売されているので、実物を参考に色々なパーツを取り付けて、お気に入りの車両をよりリアルにするのも面白いかもしれませんね。
P:高橋 隆(RMM)