イベントや博物館で見ると、「作ってみたい!」と思うジオラマですが、初めてだと「なにをどうすれば…」となりがちですよね。今回は両面テープを使ったカンタンなジオラマの作り方を紹介します。1時間ほどで完成するので、お家でゆったり過ごしたいこの時期にぴったりですよ。
材料はこちら
●ジオラマベース(発泡スチロールや木の板でも可)
●レールと機関庫(今回はTOMIX製を使用)
●塀、架線柱(ジオコレシリーズにいろいろあります)
●バラスト、フォーリッジ(砂や草ですね)
●両面テープ(これが今回のキモです)
●人や車など(必要に応じて)
■作り方
●その1
置く場所を決める
今回は小さくても車両展示“映え”する車両基地を作ります。まずはレールや機関庫をどこに置くかを決めましょう。レールの本数によっても印象が変わります。
●その2
下書きをする
置く場所が決まったら、油性ペンなどでなぞって下書きをしましょう。これをしておかないと、レールなどを置く際にずれて、思い通りにならないこともあります。置くパーツの名前も書いておくといいでしょう。
●その3
両面テープを貼る
今回はすべての接着を両面テープで行なうので、ジオラマベースの全面にテープを貼ります。段差ができてしまうので、重ならないように注意!
●その4
レールや建物をペタリ!
両面テープの保護フィルムをはがすと、下書きが透けて見えるので、それを目印にレールや機関庫、架線柱などの建物を貼り付けていきます。道路はグレーの紙を使いましたが、紙やすりでもいい雰囲気になります。
●その5
バラストをまく
線路の周辺にバラスト(砂)をまいていきます。少し多めにまいて、指で押さえるといいでしょう。余計な砂は落として再利用できます。
■もっとしっかり固定するなら!
使う両面テープにもよりますが、強いショックでバラストはがれてしまうこともあります。そこで、水にボンドを溶かし、食器用洗剤を数滴たらしてかき混ぜましょう。それを筆などでバラストにたらして乾かすと、がっちり固まります。水とボンドの割合は2対1くらいです。
完成!
通行人や作業員、車などをお好みでディスプレイすれば完成です。A4のジオラマなので、先頭車両のみを置くのにちょうどいいサイズです。今回はTOMIXの「ファーストカーミュージアム」を置いてみました。
いかがでしたでしょうか?
基本的な工程としては乾かす時間が必要ないため、1時間ほど(かからないかも)でジオラマを作ることができます。「車両はあるけど、頻繁には走らせない」という方にも、展示方法のひとつとしておすすめですよ!