← → 都電荒川線の主力である7000形電車の台車。1954(昭和29)年に誕生した都電7000形は、全93輌と、都電の製造輌数としては決して多くは無かったものの、台車は新造車のD-18、D-20、D-20Aに加え、1000形などから流用されたD-10、D-16、そして特殊車と呼ばれた直角カルダン駆動車7020号のTT101と、多岐に亘った。 D-20は、鋳鋼製の台車枠であったD-18に比べてプレス鋼板溶接組立の台車枠となったもの。このD-20Aはその改良型であり、1955~1956(昭和30~31)年に製造された7051~7093号で採用された。この内荒川線に残った31輌が1977(昭和52)年のワンマン化に合わせて車体新造のうえ7001~7031号に改番され、現在見られる7000形となったものである。 写真は車体新造当時の黄色に青帯の塗装に変更された7022号のD-20A。軸距:1400mm 車輪径:660mm軸箱支持:軸箱守(軸ばね) 枕ばね:コイルばね写真:2005.6.11 荒川車庫 高橋一嘉2005.9.26作成/2006.1.15更新これまでに収録した東京都交通局関連の台車これまでに紹介した路面電車関連の台車のリンク