185系

資料館

TR51C / JR西日本キハ47形“瀬戸内マリンビュー”

2005.09.27
 
7:TR51C
 DT22/TR51系台車はそれまでのDT19/TR49に代わる気動車用台車として電車用のDT21をベースに開発され、1957(昭和32)年登場のキハ55系増備車、翌年登場のキハ20系増備車から採用された、国鉄気動車用台車のロングセラーである。キハ58、35、45、そして40の各系列を中心に広く採用され、さらに国鉄末期にはその廃車発生品がキハ54などの新製気動車にも活用された。現在も全国各地で活躍している。
 このTR51Cは1977(昭和52)年に登場したキハ40系の付随台車。キハ40系では、寒地向けには雪対策のため枕バネに空気バネを使用した新系列DT44TR227(後に軸箱支持を円筒 案内式としたDT44A/TR227Aに変更)が採用されたものの、暖地向けであるキハ40形2000番代およびキハ47・48形0・1000番代では引き続きDT22系の改良型が採用となり、形式はDT22D/TR51Cとされた。
 写真はキハ47形改造の呉線用観光列車“瀬戸内マリンビュー”のもの。
軸箱支持:軸箱守(ウイングばね) 枕ばね:コイルばね
写真:2005.9.26 広島運転所 RM(新)
setouchi
キハ47形“瀬戸内マリンビュー”
キハ47 7001(←キハ47 3002←キハ47 1003)
キハ47 7002(←キハ47 2011←キハ47 193)
「ええじゃん広島県デスティネーションキャンペーン」に合わせ、2005年10月1日より広島-呉-三原間で運転開始(RailMagazine267号参照)。
setouchiita1.JPG
2005.9.27作成/2006.4.14更新
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