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黄色くなって中央・総武線へE235系転属へ 残る生え抜きE231系0番代の現状とともに振り返る!

2026.07.11NEW

text & photo:上石知足

‘26.7.8 総武本線 新小岩〜小岩

 先日、東京総合車両センター(現・東京総合車両ベース)を出場した黄色いE235系。これはコロナ禍以降による山手線の運用減などを機に、余剰編成が発生していた山手線のE235系が中央・総武線へと転属することとなったため実現したカラーリングで、塗装のほか各種仕様を中央・総武線のものに合わせられた模様です。
 また編成名もそれまでの「トウ31」から「B31」と変更を受けました。中央・総武線における「B編成」はこれまでE231系0番代(900番代含む)がこれまで名乗っていた記号でもあり、現在も活躍する6本の0番代の行く末も気になるところです。

■古くから転属車が多かった中央・総武線

 振り返ると、中央・総武線は昔より各路線から転じてきた車両が多い路線でもありました。新性能化以降でも、まず山手線から黄色い101系が転属してきたことに始まり、以降中央・総武線のラインカラーも黄色になりました。その後投入され長らく活躍した103系も各路線で活躍した多くの車両が集められて在籍しており、90〜00年代初頭の晩年には様々なタイプの103系を見ることもできました。

 とはいえ、1982年から導入された201系や、JR化後少数導入された205系のように、新製車両の投入もなされました。そして1998年にはのちのE231系の原型となる209系950番代が登場。中央・総武線に当時の最新車両が導入されることとなります。また同じ時期に103系の老朽化がかなり問題となり、E231系の量産までの繋ぎとして209系500番代も導入され、中央・総武線は一気に近代化していくことになります。

 その後103系・201系・205系はE231系と209系500番代によって置き換えられ、その後しばらく大きな動きは見られませんでしたが、山手線へE235系の導入が発表され、2014年から同線で運用していたE231系500番代が中央・総武線に転属。玉突きで209系500番代とE231系0番代の多くは武蔵野線や八高・川越線といった路線に転属していくことになりました。

■E231系0番代の現状

‘26.2.14 津田沼統括センター

現在中央・総武線に残るE231系0番代(左からB14・B26・B27編成)。撮影会での一コマで、6ドアステッカーやB26編成は習志野電車区所属時代の編成札など、懐かしい装飾が施されている。

 ですが、当時山手線の運用数より中央・総武線の運用数の方が多かったため、山手線用E231系500番代全数が中央・総武線に渡っても、わずかに本数が足りませんでした。そのためE231系0番代にも「居残り」する編成が発生。MT比(モーター車と付随車の比率)が異なる500番代(6M4T)と0番代(4M6T)でしたが、0番代の6ドア車含む付随車2両を、八高・川越線への転属の際発生した0番代モーター車2両ユニットで置き換えることでMT比の統一を実現したほか、6ドア車も同じく廃してドア数も統一し、ホームドアの導入の障壁をなくしました。

 現在中央・総武線の運用に就いている0番代は6本。オール新津製のB10・B11・B12・B14編成と、差し替えられたモーター車ユニットの5・6号車のみ新津製、それ以外が東急製のB26・B27編成が在籍しています。ただし、2027年春の中央・総武線ワンマン運転開始を前に、いずれの編成もワンマン未対応となっており、去就を含め、今後の動きに注目が集まりつつありました。そんな中、山手線からE235系がやってくることになります。

■黄色くなったE235系

先頭部前寄りの扉からはケーブルが装着されており、各種試験を行っているようだ。保安装置標記には「P」と入れられ、この写真には写っていないが所属標記は省略されている。

‘26.7.8 総武本線 小岩

 今回転属してきたE235系B31編成ですが、カラーリングは山手線時代のドットパターンのデザインを踏襲しています。側面も横須賀・総武線用1000番代のような横の帯ではなく、山手線時代同様のドアの位置にのみ縦方向の帯が貼り付けられています。また、保安装置に関しても山手線のATCから中央・総武線のATS-Pに交換されており、先頭部の「P」の標記からもそれがわかります。編成はE231系500番代から編入されたサハE235-4634を抜き取った10両編成とされました。先述の通り、2027年春からのワンマン運転も予定されており、その準備という意味合いもありそうです。ただし、外観上の違いはこの程度で、吊り手やシートモケットなど、内装などに大きな変化はない模様です。

 E231系0番代の行く末が注目される中での転属劇となったE235系。今後最終的に何本山手線から転属するのか、その玉突きでどのような動きが見られるのか、再び首都圏の通勤型電車の動向が注目されています。

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