鉄道博物館は、収蔵資料展「いろいろ、とりどり。鉄道広告 ~あの日、あの場所、あの広告~」を2026年7月11日(土)から9月28日(月)まで開催する。
鉄道は人々を目的地へ運ぶ交通機関であると同時に、多くの利用者へ情報を届ける広告メディアとしても発展してきた。日本で初めて客車内に広告が掲出された明治11年(1878年)から今日に至るまで、駅や車内、車両そのもの、さらにはテレビCMや販促グッズなど、鉄道を取り巻く広告は時代とともに多彩な進化を遂げてきた。今回の展示では、そうした鉄道広告を媒体別に体系的に紹介し、各時代を映し出すデザインの魅力や、人々の記憶に残る広告文化を振り返る。
ポスター(イメージ)
展示は「鉄道広告の歴史概観」からスタートし、明治期から現代まで広告が鉄道事業に欠かせない存在として定着していく過程を解説。続く「媒体別に見る鉄道広告」では、駅構内のポスターや看板などの「空間に溶け込む鉄道広告」、中吊り広告やヘッドマーク、ラッピング広告などを取り上げる「走る広告塔」、さらにテレビCMやノベルティグッズなどを紹介する「暮らしの中の鉄道広告」の3つの視点から鉄道広告の多様な姿を紹介する。
展示資料には、1927年のポスター「東洋唯一の地下鉄道」や「てつどうこうこく」、1934年の東京地下鉄道銀座線新橋駅の看板、JR SKI SKIのヘッドマーク、中吊り広告、花電車の絵葉書など、鉄道広告の歴史を彩る貴重な資料が並ぶ予定だ。
また、第3章の「特集展示-媒体を超えた鉄道広告」では、特定のキャンペーンや話題をテーマに、ポスターやCM、ノベルティグッズなど複数の媒体を横断して展開された広告事例を紹介する。

ポスター「東洋唯一の地下鉄道」(1927年、一般社団法人 日本交通協会所蔵)
ヘッドマーク「JR SKI SKI」(1998年)
(画像はいずれもプレスリリースより)
会期中は関連イベントも多数開催。担当学芸員によるギャラリートークや企画展解説、広告制作の楽しさを体験できるワークショップ「自分だけの中吊り広告をつくろう!」のほか、広告業界関係者を招いたトークショーも予定されている。
さらに、本館2階スペシャルギャラリー2ではサテライト展示「駅弁()デザイン展」を同時開催。掛紙や容器、内容、販売方法などさまざまな視点から駅弁デザインの魅力に迫る展示も実施される。
■会期
2026年7月11日(土)~9月28日(月)
■会場
鉄道博物館 本館2F スペシャルギャラリー1
■入場料
無料 ※入館料のみで観覧可能。
【入館料(税込)】
一般 1,600円[1,500円]
小中高生 600円[500円]
幼児 300円[200円]


