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プラレールリアルクラスで充実するステンレス通勤型!異端の山手線205系「ヤテ35編成」新登場!

2026.04.24NEW

text & photo:上石知足(鉄道ホビダス)
協力:タカラトミー

 「プラレールリアルクラス」シリーズでは、4月25日発売予定の製品として、205系通勤電車(山手線)が発表されました。今回プロトタイプとなったのは、山手線205系の中でも異端中の異端車である「ヤテ35編成」です。この編成は山手線に投入された205系の中で唯一、ドア窓が下辺方向に大型化されたタイプの車両で構成されていました。そんな少しマニアックな205系のリアルクラスを一足早く見ていきます。

【写真】異端の「ヤテ35」編成現る!詳しい製品写真をもっと見る!

■205系発祥の地である山手線の異端車

ウグイス色の帯でありながら、ドア窓が大型なのがこの編成最大の特徴。山手線の歴史の影に隠れる異端車をプラレールでも楽しめる時代になった。

 205系は言わずと知れた国鉄初の軽量ステンレス車体を持った通勤型電車で、1985(昭和60)年より山手線でデビューしました。その後民営化を経て1988(昭和63)年には従来型である103系が引退し、205系で統一されます。
 そんな中、1991(平成3)年より本格的に6ドア車の増結が開始されます。その際の車両不足を補うため、京浜東北線の205系ウラ4編成を山手線へ一時的に貸し出す形で誕生したのが今回のプロトタイプであるヤテ35編成です。同編成は山手線205系の中でも唯一、ドア窓が下辺方向に拡大されたいわゆる「大窓車」のスタイルであったことが特筆されます。さらに前面幕には他の山手線205系には装備されていなかった路線表示幕もあり(山手線運用時は黒幕表示であった)、見るからに異端の存在でした。
 なおこのヤテ35編成は6ドア導入完了後は京浜東北線へ戻っており、山手線での活躍はわずか7ヶ月ほどでした。

■わずか半年あまりしかいなかった形態を表現

ヤテ35編成を示す編成札。唯一無二の存在であるが故に、小さいながらこの編成札の印刷が非常に効果的に見える。

 前述のとおりヤテ35編成はわずか7ヶ月程度しか存在しなかった特異な形態の編成です。先日発売された京浜東北線205系ウラ4編成を山手線に貸し出した姿ということで、基本的に帯色以外に違いは見られませんが、リアルクラスシリーズらしく、至る所にその芸の細かさが光ります。
 例えば編成札。京浜東北線の時には白地に赤字の「4」を印刷で入れていたように、今回の山手線では緑地に白文字の「35」の印刷が入り、この数字が特異編成であることを主張します。また、前面廻りの特徴として使用されていない路線表示幕もダークグレーの印刷を入れることで表現。これもまたヤテ35編成だけの特徴であるが故に、外せないポイントです。

■単体で楽しむもよし 仲間を集めるもよし

先日発売された上野駅と一緒に遊んでもピッタリな製品。一昔前の山手線と京浜東北線の並走区間をイメージするには、やはりこのウグイス色の205系が欠かせない存在と言えるだろう。

 細かい時代背景の違いはあれど、昨今のプラレールには並べても違和感のない製品が多く揃っています。上野駅や東京駅と一緒に楽しむもよし、充実する80〜90年代の車両と並べてもよし、意外と幅広く遊べそうです。

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