JR北海道は、特別快速「大雪」で使用しているH100形について、座席数を増やし、座り心地を改善した車両の運用を開始する。
2025年3月ダイヤ改正より、特急「大雪」は特別快速「大雪」に変わり、石北本線では特急「オホーツク」以外の全定期列車が普通列車用車両のH100形での運用となっている。旭川─上川間をノンストップで運行するなど長距離利用が想定される列車だが、H100形への格下げによって設備の貧弱さがネックとなっていた。そこで今般、長距離移動の快適性向上のため、座席数の増加と座り心地を改善した車両の運用が開始されることとなった。
座席数は、1人掛座席を2人掛座席に変更し、2両編成で座席定員を72席から84席(+12席)に増加させ、座席の質は座り心地を改善させた座布団・背ズリに変更した。また、座布団・背ズリの変更にあわせて生地のデザインを「オホーツクブルー」に変更し、「オホーツク海」をイメージしたブルー系のカラーに「流氷」がひしめき合う様子をイメージした模様の座席となっている。
車両は座席改善を終えた車両から順次投入・置き換えられる予定。

変更前座席
変更後座席(画像はいずれもプレスリリースより)



