小田急箱根は、箱根登山鉄道開業から山岳鉄道のイメージを象徴する活躍を続け、近年はレトロ車両として親しまれている100形車両(モハ1形・モハ2形)について、2028年1月をもって運行終了することを決定した。
モハ1形(104号・106号)は1919年の箱根湯本~強羅間の開業時に「チキ1形」として誕生し、1950年に木造車体から鋼体化した際、現在の車両形式へ変更された。その後も2両固定編成化や台車の動力装置、客室インテリアの更新など時代に合わせた改造を重ねる中でも、ペンキ塗りの木製内装や昔ながらの荷棚デザイン、下から大きく開く客室窓など昭和の特徴ある仕様を今に伝えている。全14両を製造し、現在は104・106・108号の3両1編成が運行を続け、日本国内で定期運行する普通鉄道の電車として最古の車両となっている(同社調べ)。しかし、経年により修繕や部品の調達が難しくなったことなどを踏まえて、引退、代替車両の製造を計画することとなった。
100形(104号・106号)
106号 客室
また3車両の引退を記念し、2025年10月11日、完全引退発表記念「オリジナル鉄道コレクション」を864個限定で発売する。今後もイベントの開催や記念商品などを告知する予定。なお、新型車両の導入は2028年度を予定しており、概要は決定後に発表される。
鉄道コレクション 箱根登山電車 モハ1形・モハ2形(104+106+108)3両セット
〇鉄道コレクション 箱根登山電車モハ1形・モハ2形(104+106+108)3両セット
■セット内容
箱根登山電車モハ1形・モハ2形(104+106+108)3両
※100形完全引退発表記念スペシャルパッケージ
※オリジナルステッカー付
■発売価格
11,000円(税込)
■発売数量
864個限定
■発売開始日
【先行発売】
2025年10月11日(土)・12日(日)2日間限定
【一般発売】
2025年10月14日(火)
※状況により変更になる場合あり
■発売箇所
【先行発売】
第32回「鉄道フェスティバル」(お台場イーストプロムナード「石と光の広場」、「花の広場」)
【一般発売】
箱根湯本駅、強羅駅
※状況により変更になる場合あり
■購入制限
ひとり3個まで
100形完全引退発表記念スペシャルパッケージ
◆詳しくはこちら(プレスリリースPDF)



