デアゴスティーニから刊行されている「鉄道車両 金属モデルコレクション」の第64弾として「103系 クハ103形 常磐線」が登場する。常磐快速線の103系は、旧型車の置き換えのため新造車が1967年から投入されたが、その後に増発のため常磐緩行線・京浜東北線から転入した車両も仲間に加わった。
同線における103系は、通勤型車両として初めて15両運転を行なった形式であり、またその車体に施されていた「青緑1号」(通称:エメラルドグリーン)も同線の103系にのみ採用されていた塗装であったため、なにかと特徴的な存在だった。同車は2006年にE231系により置き換えられるまで運用されていた。
本製品はJR化後、増発のため京浜東北線から転入した103系がモデルとなっている。それゆえ、元ATC対応のいわゆる「高窓」スタイルだ。時代的には分割民営化直後の姿が再現されているようで、JRマークを纏いながらも、ATS-P対応表記はない。ネームプレート付きの専用台座とアクリルケースが付属。価格は7,499円(税込)。