2024年4月4日、熊本県とJR九州では、現在不通となっている肥薩線の八代~人吉間について、鉄道での復旧に関する基本合意書を締結したと発表しました。
‘18.8.18 肥薩線 瀬戸石~鎌瀬 P:吉村旭陽
(今日の一枚より)
肥薩線は2020年7月の豪雨による被災で八代~吉松間で不通になったままとなっていましたが、このうち人吉までの区間が鉄道として復旧される方向になりつつあると言えるでしょう。
合意書によれば、この区間は「上下分離方式」が採用され、熊本県を含む地元自治体が「第三種鉄道事業者」、JR九州が「第二種鉄道事業者」になります。
合意書では復旧費用の案分など具体的な数値は記されていませんが、両者が「誠意を持って協議を行い、可能な限り具体化する」とありますので、レイル・ファンとしては無事に実現することを祈りたいものです。また今回発表の対象外となった人吉~吉松間がどうなるのか、引き続き注意を払っていきたいと思います。