【写真】「鉄道車両 金属モデルコレクション」EF63の写真を見る!
デアゴスティーニから刊行されている「鉄道車両 金属モデルコレクション」の第32弾となる「EF63 電気機関車 EF63 23」が登場した。実車は、それまで歯型のラックレールと歯車を噛み合わせる「アプト式」による運行だった信越本線横川〜軽井沢間(碓氷峠)を、歯車を使用しない通常の「粘着式」の運転に変更するにあたり1962(昭和37)年から1976(昭和51)年に導入された機関車。碓氷峠区間の列車補機に特化した特殊な機関車であり、いつしか「峠のシェルパ」と呼ばれるようになった。だが、1997(平成9)年の北陸新幹線開業に伴い、碓氷峠区間は廃止。EF63は同時にその役目を終えたが、現在でも一部が保存され、碓氷峠鉄道文化むらでは4両が動態保存車となっている。
モデルは1974(昭和49)年に落成した23号機を模型化。塗装は青一色に、前面がクリーム色に塗り分けられる国鉄直流機関車の一般色を纏い、軽井沢方の双頭連結器やジャンパ栓、3次型の特徴でもあるブロック式ナンバーも再現される。ネームプレート付きの専用台座とアクリルケースが付属。価格は7,499円(税込)となる。