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予算は「3万円」!実はお手軽にできちゃう イマドキ鉄道模型の始め方

2023.11.29

 優雅に走る鉄道模型に心躍らせた幼い頃。それから時間が経ち、興味はあるもののさまざまな制約からなかなか鉄道模型を始められないでいる…という方も多いのではないでしょうか。ですが、そのさまざまな制約は考え方によって意外と解決するかもしれません。

【写真】セットは?車両は?いろいろある鉄道模型の始め方!

■入門セットから入る

 鉄道模型を始めるにあたり王道とも言われる「入門セット」系。オーバルの線路と車両、コントローラと電源がオールインワンになったセットで、車両も新幹線から在来線特急型、通勤型、貨物列車やブルートレインまでさまざまな種類が揃っています。また、価格も相場として18,000〜27,000円ほどとなっており、3万円あれば全て揃います。「まずは運転を楽しみたい」という方は、こうした部屋でレールを敷いて楽しむ「フロアレイアウト」から始めてみると良いでしょう。
 今、日本で最も普及しているのは「Nゲージ」と言われるスケールで、150分の1(新幹線は1:160)に縮尺された車両と、9mm幅のレールの規格になり、主に「TOMIX(トミックス)」と「KATO(カトー)」の2大メーカーから発売されています。入門セットは一畳のサイズに余裕で収まり、そこからポイントや駅ホーム、立体交差や複線にしたりと別売り拡張セットでどんどんと大きくしていくことも可能です。

■車両から入る

 とはいえ、レイアウトを家で楽しむには出し入れの手間があったり、スペースを十分確保しなければならなかったりと制約が多いのも事実。そこで近年では好みの車両を買い揃え、走行は鉄道模型のレイアウトを貸してくれる「レンタルレイアウト店舗」などで楽しむという方も増えてきています。
 また、鉄道模型は毎月新製品が発売される中で、限定品や通常品であってもすぐに売り切れてしまうような製品も多いので、各メーカーWebサイトやSNSで発信される新製品情報には注目しておきたいところです。予算3万円を全て車両に振ると、メーカーや車種にもよりますが、おおよそ4〜8両編成くらいのセットが買える価格感です。
 もちろん、後から場所を確保して、車両を一通り揃えた後にレールを買い揃える…ということもできます。最近では車両が付属しない便利なレールだけのセットも各メーカー充実してきており、好きな車両で鉄道模型を始めることも可能です。

■ジオラマから入る

 やはり模型の情景に憧れるという方は、思い切ってジオラマ製作から始めてしまうという手もあります。おすすめとしては大きなものから始めるより、まずは1両展示できるだけのサイズ感からやってみると、適度な時間と手間でジオラマに取り組むことができ、場所も取らないので収納に困ることも少ないでしょう。さらに近年では100円ショップの雑貨を有効活用することで、基本的な材料を手軽に揃えることもできるようになりました。
 また、KATOからは「ジオラマくん」というニジオラマを作るための素材が全て入ったオールインワンキットも発売されています。こちらで必要なものはカッター等の簡単な工具のみで、ジオラマの基礎を作りながら学べる上に、価格も税込5,500円とお手頃です。
 作り方のコツはまず「作りたい景色を決める」「実物を観察する」そして何より「先人たちの作品やコツを参考にする」と、より良い作品を作ることができるでしょう。作例などは本などを参考にしてみるほか、Webを駆使するとより多くの作例や作り方に触れることができます。

 今回は大きく3つの方法で鉄道模型への入り方を紹介しましたが、入門方法は人それぞれ。ぜひ自分に合った始め方で、自由に鉄道模型を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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