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【知ってた?】大手私鉄総延長ランキング!1位はその総延長に驚愕!

2023.11.09

photo(特記以外):寺尾武士・松沼 猛・Studio EVO

P:芦原やちよ

 日本に数ある私鉄の中でも、「大手私鉄」と分類される会社は16社あります。地域別の内訳としては関東に9社、関西に5社、中京と九州でそれぞれ1社ずつとなっていますが、詳しく見てみるとそれぞれに特徴があります。ここでは営業キロの長い会社と短い会社を見ていきましょう。

↓大手私鉄の長さ・短さランキングは?写真で見る↓

■営業キロのランキングは!?

●3位:名古屋鉄道 444.2km

 大手私鉄の営業キロのランキング3位は愛知・岐阜県に20路線を運行する名古屋鉄道の444.2kmです。名鉄はかつては578.9kmもあり、その頃は全国で1位、2位だった時代もありました。ですが、路面電車やモノレール、非電化路線の廃止などが相次ぎ、2005年より現在の3位というポジションになっています。

●2位:東武鉄道 463.3km

 2位にランクインしたのは東京・埼玉・千葉・栃木・群馬の12路線と、関東圏を多くカバーする東武鉄道。営業キロは463.3kmとなり、関東の大手私鉄の中では1位の距離となります。また、こちらもかつては591.6kmあった時代もあり、この頃は全国1位の距離を誇りました。

●1位:近畿日本鉄道 501.1km

 営業キロ第1位に輝いたのは大阪・京都・奈良・三重の21路線を運行する近畿日本鉄道。営業キロのながさは501.1kmにも及びます。その長さは東京〜大阪間の距離とほぼ一緒ということで、こうして比べてみるとその長さに驚かされます。また、近鉄も路線の分離などで短くなっており、639kmもあった時代もありました。これだけ長くてもまだ全盛期と比べたら短くなっている方なのです。

■逆に短いランキングは?

 さて、長いランキングを見ていきましたが、次は営業キロが短い2社を見ていきましょう

●第2位:阪神電気鉄道 48.9km

 関西の大手私鉄の中で一番営業キロが短いのが阪神電気鉄道の48.9kmです。大阪・兵庫に全4路線を持っていますが、山陽電鉄や近鉄線にも乗り入れており、関西では広範囲でその車両を見ることができます。

●第1位:相模鉄道 38km

 大手私鉄の中で一番営業キロが短いのがこの相模鉄道の38kmです。相模鉄道は神奈川県内に根付いた私鉄としても有名で、路線はすべて県内の3路線を運行しています。また、旅客輸送で使われることのない貨物線である厚木線を加えたとしても40.2kmであり、名実ともに最短の路線となります。とはいえ、近年ではJR東日本や東急電鉄と悲願であった相互直通運転を開始。長らく神奈川県内でのみ見られた相鉄線の車両を、東京の都市部でも見かける機会が増えるようになりました。

 同じ大手私鉄であっても、各社それぞれな路線の総延長。あなたの近所を走る鉄道の営業キロの総延長は一体どのくらいなのか、調べてみるのも良いでしょう。

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