photo:浅水浩二
甲府モデルから新製品各種が到着した。まずは16番から、1M方式の新性能荷物電車クモニ143がペーパーキットで登場。実車は荷物輸送を客車や気動車から置き換えるため導入された荷物電車で、1978年に1〜5、1982年に6〜8が落成した。 製品のプロトタイプは1〜5で、実車は高崎線、信越本線、上越線などで運用された。キットは車体をはじめ荷室窓の格子、通風器、ワイパー、手スリ、スカートなどディテールの大部分と、簡略化したレリーフ状の床下機器が含まれる。台車、 車輪、動力、パンタ、避雷器、ヘッドライトレンズ、テールライト、カプラー、信号炎管、窓セル、ネジ類などは別途調達する。
続いても16番で私鉄の凸型電気機関車が登場。商品名に特定の形式が示されていないが、南海ED5101形にイメージが近い。製品はレーザー加工したペーパーで車体と大部分のディテール、 台車側枠を構成したキット。 動力(軸距28.5mm、車輪径φ11.5、 アルモデル製など)、パンタ(PS13など)、ガイシ、カプラー(IMON製 HO-205)、窓セルなどは別途調達。
Nゲージからは、時代が異なる2形式、戦後に製造されたテキ1と、明治期に製造されたオテワ1450が発売となった。輸送用途は同一ながら、時代の違いによるスタイルの違いが興味深い。オテワ1450(後に初代テキ1に改称)は3Dプリ ント製のTR16台車が付属し、下廻りはハンドル式ブレーキと足踏み式ブレーキで の2仕様から選択可能。2代目テキ1もオテワ同様、3Dプリント製のTR41台車がセットされている。詳細は下記の通り。
- 1-156 オテワ1450(テキ1(初代)):3,300円(税込)
- 1-157 テキ1(2代目):2,750円(税込)
- 12-42 クモニ143(1〜5):8,250円(税込)
- 12-41 凸型電気機関車 C1:7,700円(税込)
※写真は組立サンプル品です。
※仕様や価格等は変更となる場合があります。