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JR、私鉄に関わらず、現役引退後も他社に譲られ活躍を続けている車両は各地にいます。京阪電鉄の初代3000系もそんな車両のひとつです。
初代3000系は1971年~1973年に製造された特急車両です。一部の車内にはテレビが設置されており、「テレビカー」の愛称が記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
1971年のデビューより42年にわたり親しまれた3000系ですが、後継車の8000系の登場で1990年~1993年に8編成が引退。一部の車両は大井川鐡道と富山地方鉄道に譲られましたが、このうち大井川鐡道の車両はすでに引退しています。
京阪に残っていた1編成は、1995年にダブルデッカー車(2階建て車)を連結しますが、すでにほぼ8000系への世代交代が済んでいたにもかかわらず、その個性が人気を博しました。
2008年に8000系30番代に形式を変更しましたが、2013年3月に引退。1両がくずはモールで保存され、快適な場で余生を送っています。また、ダブルデッカー車は富山地方鉄道に譲られました。
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