JR北海道では、来る2023年3月の「北海道ボールパークFビレッジ」および新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」が北広島市に開業するのに合わせ、最寄駅となる千歳線北広島駅を改修し、2022年12月25日より供用を開始する。また、プロ野球開催時の運行計画についても発表された。
線路のバックに写っているのが、北海道ボールパークFビレッジ。
‘22.9.2 函館本線 上野幌~北広島 P:長尾里視
(今日の一枚より)
◎北広島駅の設備改修について
■ホーム延伸…新球場での試合終了後、北広島駅が混雑することが予想されることから、札幌方面ホーム(3・4番線)を延伸する。本延伸部は、新球場でのプロ野球試合終了後の時間帯に使用することとし、4番線を着発する列車の停止位置を変更して混雑緩和を図る。
ホーム延伸部。(画像提供:JR北海道)
停止位置変更のイメージ。(画像提供:JR北海道)
・対象列車:デーゲーム開催時…15:00以降発着する4番線のすべての列車
ナイトゲーム開催時…20:00以降発着する4番線のすべての列車
■エレベータ改札口新設
北広島駅には札幌方面・千歳方面それぞれのホームに各1基のエレベータがあるが、これまでは改札口がなく、利用の都度駅係員に申し出る必要があった。今回、エレベータの手前に自動改札機を設置し、エレベータをスムーズに利用できるようになる。
エレベータ改札口の位置説明。(画像提供:JR北海道)
(画像提供:JR北海道)
◎プロ野球ナイトゲーム開催時の運行計画
新球場の来場者交通分担率では、球場に満員の入場(35,000人)があった場合、39%にあたる13,500人(うち札幌方面11,500人)が鉄道を利用するという想定となっている。そのため、新球場でのナイトゲーム開催日には、帰宅時間帯に臨時列車の運転などを実施する。
■ナイトゲーム開催日の北広島駅札幌方面時刻表
(プレスリリースより)
〇臨時快速列車の運転(札幌方面)…北広島駅始発の札幌行き臨時快速列車を6本運転する。上記時刻表に記載された5本(青い四角)のほか、試合終了時刻に合わせた臨時快速列車を1本運転する。全車自由席、途中停車駅は新札幌・白石。
〇「特別快速エアポート」の臨時停車…「快速エアポート」よりも停車駅の少ない速達タイプの「特別快速エアポート」について、ナイトゲーム開催日には札幌行きの2本が北広島駅に臨時停車する(赤い四角)。北広島駅からの途中停車駅は新札幌。
〇普通列車の編成両数変更…北広島駅を20時以降に発車する札幌方面行き列車については、すべて6両編成での運転とし、輸送力を確保する。